テーマ:ワイン大好き!(30796)
カテゴリ:ドイツワイン
先日のフーバーワインメーカーズディナーのワイン、赤は2種類でしたが、今回はそのうちの一つです。 シュペートブルグンダー”H”QBAトロッケン2009マグナム。こちらも、Hということでヘレンベルガー・ホーフさん用の特別なキュヴェとなります。先代ベルンハルトは、2008年にゴー・ミヨの最優秀醸造家賞を受賞しており、これはその翌年のものになりますね。ヴィンテージとしては、2009は良い年だったそうです。 セパージュは、勿論シュペートブルグンダー=ピノ・ノワール100%。現在では、ワイナリーにおける実に栽培品種の7割がこの品種になるそうです。 価格は、楽天内では写真のお店で10800円。まだ残っていたことは奇跡でしょうね。 色はルビーカラー。ただ、ちょっと暗さ、黒さは感じるものです。 香りは黒コショウや茶色いオリエンタル系などのスパイスのニュアンスが印象的でした。そこに、イチゴやラズベリー等の赤ベリー、それら赤ベリーのものやマンゴー、イチジクといったフルーツのドライフルーツ、チェリー等のフルーツ感が加わります。また、ゴボウ的な根菜や黒い土っぽさといった要素も。 味わいは流石に良い年のマグナムボトルというだけあって、7年経っていてもまだまだ果実味の印象がキッチリありあります。そこから、明るい酸と落ち着いた渋みが出て来てトータルバランスが整えられています。ボディはミディアムライトくらいでしょうか。丸さやまろやかさが感じられる口当たりでした。 会では、風呂吹き大根+味噌だれと、レンコン饅頭に合わせてみました。 大根とは、出汁で炊かれた大根だけではまあ可もなく不可もなくといったところですが、赤味噌ベースのタレを一緒に頂きますと相性抜群。味噌だれの甘みとコク、そして独特の香りにダシの旨みが合わさった味わいに、ワインの果実味や土系の香り、ドライフルーツの香りが嵌っていました。また、酸と渋みが加わることでマリアージュに締りも出ますね。 レンコン饅頭ともいい感じ。味噌だれ程ではありませんが、饅頭が揚げてあることで出てくるコクや香りに、ワインのしっかりした味わいやこスパイス感などが馴染む感じでした。 味わいも、勿論バランスがよく落ち着いたものですが、それでも果実味と酸の印象は十分ありましたし、香りも、各要素は優しいものですが、余韻も長く、割と華やかさも感じられ、まだまだ元気さあったかなと。 良年のマグナムボトルであるという事は勿論ですが、やはりこのワイナリーの、しかも良い畑のブドウが使われているからこそという部分は間違いないでしょうね。よいワインでした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年05月13日 00時24分39秒
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