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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2016年05月16日
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カテゴリ:日本ワイン

さて、今回からは3月のコスパワイン会のワインです。この時は、日本ワインにご興味をお持ちの方がご参加くださったので日本多めでした。という事で、1本目は広島の白です。
TOMOE・セミヨン2014。生産者は広島三次ワイナリーです。その名の通り、広島の三次市にある、第3セクターのワイナリーで、1994年創業。買いブドウや輸入果汁を用いたワインを作り、観光ワイナリーとして三次の観光拠点となっていましたが、2007年からは自社畑・専用圃場を確保しTOMOEシリーズをリリース、「日本ワイン」の作り手としての評価も大きく高めてきました。三次は、その地形から霧が出て貴腐葡萄を作りやすい環境にあり、セミヨンもその可能性を模索して栽培されたようですが、本ワインのように辛口も作られています。
セパージュは、勿論セミヨン100%。3月のワインメーカーズディナーの際には樽有りのものをご用意いただきましたが、こちらは樽無しです。価格は、写真のお店で1944円。

は青みがかった薄い黄色。若い白ワインのイメージらしいものです。

香りはここのセミヨンに良く感じられる、野菜的なニュアンスが出ています。また、ビワの葉のような要素もあったでしょうか。そこに、カボスやミカン、ブンタンなどの緑や黄色の和柑橘、少々のリンゴ、それにビワの果実といったフルーツ感が加わります。その他、白コショウや少しの蜜蝋、ミネラル、オイリーさといったようなものも。

味わいはトーンは低く柔らかい印象ではあるものの果実味が前に出てきます。酸はしっとり明るいものですが、強いものではなく、あくまで果実味の裏方といった感じですね。フルーティな印象。ボディはライトですが、ミネラル感やハリのある質感が印象的で、果実味と相まって生き生きした印象を受けます。

会では、色々なハムをつまみにお出し頂きましたが、モルタデッラとの相性は良かったです。ナッツ的なものが使われていましたが、ハムの塩気や旨みに、そのナッツのまろやかさが加わることで、ワインの果実味は勿論、オイリーさやボディの質感との相性も良くなったように思います。
合わせられる料理の幅は広そうです。オイリーなニュアンスと柑橘の香りに着目するなら、やはり天ぷらなどはよさそうですし、他にも脂の乗った青魚をお刺身やお寿司で、あるいはサバ寿司なんかに試してみたいところです。また、三次は川が多い土地という事で、鮎などの川魚も面白いかも。

果実味が軸ではありますが、それはあくまで繊細なものでトータルの印象としてはフルーティな辛口といったところです。それに、独特のベジタブル感や、軽いオイリーさが加わって面白いワインとなっています。色々な食事に合わせてみたい、想像力を掻き立てられるワインでした。

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最終更新日  2016年05月17日 16時30分20秒
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