テーマ:ワイン大好き!(30797)
カテゴリ:泡モノ!
これまたちょっと前のイベントですが、岡山のイタリアン、ドゥオモさんでバンフィ社のガラ・ディナーが開催されました。今回からはその時に飲んだワインです。前回からちょっとイタリア続きになりますね。 バンフィ・ブリュット・メトド・クラシコ。生産差バンフィはトスカーナ州モンタルチーノで1978年に設立されたまだ新しいワイナリーです。元々、アメリカでイタリアワインの輸入業をしていたマリアーニ家が、地元イタリアでのワイン造りを模索していた際、取引先だったポッジョ・アッレ・ムーラからワイナリーの売却を持ち掛けられたのが始まりです。豊富な資金力を持ち、広い畑や衛生管理の徹底された自社醸造施設を所有しています。 セパージュは、ピノ・ネロ、シャルドネ、ピノ・ビアンコ。トスカーナっぽくない品種ですが、やはりブドウの産地はピエモンテ方面だそうです。価格は、楽天内では写真のお店では2916円。 色は薄い黄色で、まあよくある色合いです。 泡は、勢い自体はそこまでではありませんが、キメはやや大きめでしょうか。その為インパクトはあります。 香りはフルーティさ全開です。リンゴや、パイナップル的な南国フルーツっぽさ、そして、ミカン、グレープフルーツ、スイーティ、少々のレモンやライムといった柑橘のニュアンスがよく出ています。そこに、乾燥グリーンハーブや白い花、石灰的ミネラル的な要素といったものが加わります。ブリオッシュ的なニュアンス等はあまり感じられず。 味わいはある程度しっかりドサージュはしているのか、果実味のアタックを感じます。ただ、太くしっとりした酸が豊富にあるため、後口にかけてグッと締まる感じに。また、軽い苦みもあるのでその影響もありますね。余韻には蜜っぽさがあり、出来の良さを感じさせます。ボディはミディアムライト程度で、ミネラル感はあるものの基本柔らかな印象。 会では、最初のアスパラや前菜のタイミングで飲みましたが、鶏白レバーペーストのクロスティーニとの相性は良好でした。レバーペーストのまったり感とレバー特有の旨みに、ワインの柔らかな質感や泡感、そして果実味を軸にした味わいがよく嵌りました。また、乗せられていたピンクペッパーの香りもいいアクセントになります。 資料では、魚介の前菜や甲殻類との相性が良いとされていますが、結構白い肉系にもいい相性見せそうです。鶏肉は勿論、豚肉も、あまり脂っこかったり赤や茶色のソースを使ったりするような食べ方だと難しいかもしれませんが、ロースト+マスタードや野菜のソースなど、あっさり頂けるタイプならよく合いそう。 価格的にはシャンパーニュも探せるレンジですし、他にもゼクトや甲州の泡等かなり選択肢の豊富なところにはなってきます。その中で、突出した個性があるかというとそういうタイプではないかと思いますが、ワイン自体の完成度は高く、価格に似合った満足感はあるかなと。 これからの季節によく冷やして楽しむにもいいでしょうし、秋冬でも、暖かい部屋の中で飲むのにもいい、オールシーズン楽しめる泡かと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年05月27日 00時49分11秒
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