テーマ:ワイン大好き!(30799)
カテゴリ:ワイン会
6月は湿度が高く、気温も上がってくる季節という事で、よく冷えた白ワインが美味しくなってくる時期ですが、白の中でも、やはり爽やかなタイプがより欲しくなるかなと。
爽やか系のワインも色々ありますが、そういったワインが出来る代表的な品種と言えばやはりソーヴィニヨン・ブランかなと思います。 と、いう事で、実は以前からやってみたかった、ソーヴィニヨン・ブランの飲み比べ会を行いました!タイミング的には、先日の地産地消!地酒と地ワインの宴より前になるのですが、結構種類を飲めましたので、飲んだワインの記事を書いていますと宴の記事が大分先になってしまうという事から順番を前後させました。 飲んだのは、以下の7種類です。また、個別に記事にしていきたいと思います。 1シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード・ソーヴィニヨン・ブラン2014 先ずは日本のものから。個人的に、結構日本で面白いワインが出来ている品種ではないかなと考えています。今回は、まさに王道ど真ん中なシャトーメルシャンのマリコヴィンヤードです。やっぱり和柑橘出ますね。 2、ティンポットハット マールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン2015 続いては、ソーヴィニヨン・ブランの代表的な産地となったニュージーランドのものです。マールボロ地区は、ニュージーランドでも最もこの品種の栽培が盛んなエリアです。華やかさが凄いです。 3、ラドゥセット コント・ラフォン・サンセール2014 とはいえ、やはりソーヴィニヨン・ブランの元祖メッカと言えばフランス、ロワール地方かなという事で、サンセールのワインです。レモネード的な雰囲気があります。 4、セバスチャン・リフォー スケヴェルドラ・サンセール・ブラン2010 こちらもサンセール…なのですが、酸化防止剤不使用、栽培もビオディナミという自然派なワインです。今回の企画は、以前ここのワインを飲み、上記ラドゥセットのような王道系との飲み比べをしてみたくなったというのが発端です。色合いからして全く異なります。 5、シャトー・イガイタカハ エレガント・ハート・ソーヴィニョン・ブラン・グレート・オークス・ヴィンヤード2014 続いてはカリフォルニア。このワインには、正確にはソーヴィニヨン・ブランの亜種と言われているソーヴィニヨン・ムスケというブドウが用いられています。フルーティさが強くハーブっぽさはあまり出ませんが、シュッとした味わい。 6、アンドレアス・ツェッペ グリューネ・リベレ2013 こちらは、オーストリアのソーヴィニヨン・ブラン。南シュタイヤーマルク地方は、この品種の栽培が盛んで、個人的に他とは違うスタイルのワインが出来ていると感じています。こちらも自然派。複雑かつ清廉な印象。 7、サントリー 塩尻マスカット・ベーリーA・ミズナラ樽熟成2012 流石に赤無しというのも何ですので、サントリーさんのベーリーAです。ウィスキーに用いられる国産ミズナラ樽でワインを作ってみようという事で生み出されたワインです。ココナッツ的な雰囲気が面白い1本でした。 ソーヴィニヨン・ブランを、今回実に6種類も飲み比べることが出来ました。当然、同じ品種(正確には亜種が1つ混じっていますが)ですから、感じられる果実の要素など似通った部分はあるのですが、それ以上に、産地や作り方の違いが色濃く感じられたかなと思います。 特に、2種類のサンセールは同じ産地どころか同じ品種とさえ思えないくらいかも…^^;。やはり、飲み比べは沢山飲んでなんぼですね。今回お集まりいただいたみなさん本当にありがとうございました! ここからはお料理。会場は、久々に倉敷のプルミエさんでお願いしました。 先ずは野菜のお皿から。地元の農園のビーツなどの野菜をサラダで。どれもみずみずしく、甘みが感じられこの品種にはぴったり。また、真ん中のピンクのものはトマトのムースです。このトマトの香りが、ソーヴィニヨン・ブランに抜群にはまります。 続いては魚介のお皿。地物のシャコや生シラス、マテ貝などを頂けました。生シラスのグラスの上に居るのは稚アユのエスカベッシュ。魚介も、やはりソーヴィニヨン・ブランの得意ジャンルですね。個人的に、生シラスをフレンチで頂くというのは初めてでしたが、そのまろやかさと旨みを活かした味わいで美味しかったですね~。 ジャガイモのポタージュで一息。ただ、今から思えばこれにもワインあわせても良かったかも。 魚のメインは金目鯛のポワレ。ソースはノイリープラットや甲殻類で、金目の上に載っているのも赤座海老です。流石の旨みの多さですし、焼き加減もふっくらジューシーな焼き加減がそれをより引き出しています。ソースのコクにも負けず、いい相性です。また、ソーヴィニヨン・ブランとも、これが結構良く馴染みます。 お肉のメインはホロホロ鶏。シンプルなローストですが、これはもう旨みの塊ですね。肉質はややしっかりした感じで、その質感がソーヴィニヨン・ブランのミネラリーさにいいです。また、勿論ベーリーAとの相性も良好。この辺は流石に味の強い肉だけあって赤ワインの方が相性の良さがあったかもしれません。 その後チーズを頂き、 デセールで締めです。チーズケーキがコクがありつつも濃厚過ぎず、飲んだ席の最後にはとてもいい塩梅の味わいでした。 今回も素晴らしいお料理を頂けました。特に、金目の一皿は金目の美味しさ、ワインとの相性どちらもお見事。 お料理が美味しいのは勿論、ワインに理解を持って下さっている料理人の方のお店でワイン会をさせて頂けるというのは、本当に幸せなことだと思います。ありがとうございました! 今回のワインです。右からメルシャン、ティンポットハット、ラドゥセット、セバスチャン・リフォー、イガイタカハ、アンドレアス・ツェッペ、ベーリーAです。 6月の倉敷美観地区です。日が暮れる前の時間は、独特の趣があります。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月22日 00時52分44秒
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