テーマ:ワイン大好き!(30813)
カテゴリ:ドイツワイン
今回もやっぱり白です。暑い日が続きますもんね^^;帰省時に飲んだワインですが、記事にするのを忘れておりましたので今頃です。 リースリング・ハルプトロッケン2015。生産者はヴァイングート・ケスラー。ラインガウのワイナリーで、250年の歴史を持つ家族経営の作り手であること、マルティンスタール村のヴィルトゾー=イノシシという名前の畑を所有していること、ワイナリーには食事の出来るワインガーデンがあることなどは分かりましたが、詳細は不明。徳島に帰省した際、鳴門のエルムンドさんで購入した、同社の自社輸入銘柄になります。 価格は、2500円程度。恐らく国内では今のところエルムンドさんでしか買えないでしょう。 色は薄い黄色。といいましても、全く透明という感じではなく輝きを感じる色合いです。 香りはまさにリースリングな感じで、リンゴ、レモン、グレープフルーツ、軽いミカンといったフルーツや少々のメロンないしウリ科の植物っぽさといったものが感じられ、さらに軽いオイリーさをまとった蜜のニュアンスが加わります。その他、白い花や微かな白コショウ、遠くにに乾燥ハーブ等も感じられ、さらにミネラル、石っぽいそれが全体の印象にくっきりとした陰影を付けてくれます。 味わいはハルプトロッケンという事で甘味は感じますが、それよりもライトボディながらしっかりしたミネラル感、ハリと硬質感を感じる質感、それに明るくシャープ、しかし骨太な酸味がバッチリ存在感を見せ、全体としては結構辛口よりでしょうか。若々しさ、フレッシュさを感じるものの、現時点でもバランスは非常にいいですね。 食事との相性では、これは地元帰省時に飲んだので、KOYAのミートパイをつまみにしてみました。パイの肉の素朴な旨みや記事のパリッとした味わいと油分をワインが綺麗に流し口をクリアーにしてくれました。ただ、そこまでマリアージュする!という程ではなかったでしょうか。 一方、焼ハモと山椒の和風サラダや握り寿司といった和風なものにはバッチリ。鱧のあっさりしていながらも強い味わいや食感にワインの酸とミネラル、そして硬質さがよく合いますし、山椒のさっぱりした香りと辛みにワインの香りや甘味がこれまた馴染みます。また、野菜はレタスやキュウリなどでしたが、それらのみずみずしい甘みが合わないはずも無し。 お寿司も、まず甘みのあるシャリの味わいがワインの酸や甘味に馴染むという大前提があります。ネタもアナゴやサーモンなど脂の乗ったものから、鯛やエビなどの甘みのあるものまで何でもござれです。 実は、このワインは昨年2012ヴィンテージを飲んで気に入り、1日ワインバーでも使わせてもらったことがあります。その2012はやはり熟成が多少進んでいたのでしょう、このワインはそれと比べますと酸やミネラルがまだまだ鋭角な印象。 ただ、それが逆にこの暑い時期によく冷やして飲むには良い感じだったりもします。勿論、このワインももう少し寝かせてからですと多少まったりまろやかな世界観を見せてくれるのかなと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年07月26日 03時24分42秒
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