テーマ:ワイン大好き!(30813)
カテゴリ:泡モノ!
毎日暑い日が続きますね。熱中症には注意したいところです。今回は、暑い時期にも美味しいシャンパーニュで。 ノクターン。生産者はテタンジェです。発祥は1734年創業のフルノーという会社です。そこが持っていた城に駐留していたテタンジェ氏が、先ずは城を、続いてフルノー社そのものを購入、1930年からテタンジェとしてシャンパーニュをリリースしているそうで、その頃から家族経営を貫いているメゾンです。大手メゾンらしくやはり広大な畑と地下カーヴを所有しており、畑は34区画288haに及び、石灰石を切り出して生まれたというカーヴには数百万本というワインが眠っているのだとか。 セパージュは、シャルドネ40%、ピノ・ノワールとピノ・ムニエが合わせて60%。因みに、このノクターンはセック=やや甘口となっています。価格は、写真のお店では正規輸入品が7160円です。 色はシャンパンゴールドらしいつやのある色合いですが、同系統の中ではやや薄目の方ではあるかもしれません。 泡は流石にきめ細やか。量が多いものの勢いはそこまででもないので、やわらかな印象も受けます。 香りはらしいブリオッシュやクッキー、それにハチミツのニュアンスはやはり出ています。後は、セックということもあってかフルーティさが強く、グレープフルーツやミカンといった柑橘、蜜入りリンゴ、黄桃、アンズなど黄色いフルーツのドライフルーツといったものが感じられました。その他、ミネラルや乾燥ハーブのニュアンスといった要素も出ていたでしょうか。 味わいは甘口!というほど主張する甘味ではなく、ジューシーで果実味が強い、といったくらいのものです。そこに明るい乳酸系の酸と旨みが加わります。ボディはミディアムライトくらいで、柔らかく、口当たりも丸い印象ですが、ミネラル感やエキス分はある程度感じられ、ミディアムライトの範疇の中で、バランスを崩さない程度でですが、ハリや膨らみも感じられました。 ジューシーな味わいがありますから、じっくり単独で頂くのもいいかと思います。つまみにはドライフルーツや、チョコレートなどでもいいでしょうし、チーズケーキ辺りの甘さのそこまで強くないケーキなどは面白いかもしれません。チーズクリームのシュークリームは、シュー生地の香ばしさとクリームのコクが、ワインの香りとフルーティさによく馴染んでくれました。 ただ、食事に合わせるのも難しくはありません。カボチャの天ぷらや鳴門金時の甘露煮といった甘味のあるものは、味わいの相性は勿論、料理の甘さと甘みのある香りに対し、ワインのフルーツ感のある香りが良かったですし、押し寿司の、シャリやでんぶの甘みにも悪くありません。関西圏のお寿司など、砂糖を用いる和食系との相性は中々期待値が高そうです。 ノクターンの名前の通り、夜長にしっとり頂くのにもよさそうで、秋冬にも似合ったシャンパーニュだと思いますが、この時期にも、よく冷やして薄暮の時間から楽しんでもいいのではと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年08月01日 14時25分42秒
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