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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2016年08月04日
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カテゴリ:ワイン会
昨年から時々お招きいただいていますサントリーさんのブロガーイベント。今年は日本ワインイヤーという事で、日本ワインを主題にしたイベントを色々ご企画くださっています。

今回は、ちょっと気軽に、力を抜いて楽しもうということで、バーベキューを頂きながら日本ワインを飲もうというものでした。
会場は、渋谷パルコの8階にありますDEN Rokuen-Teiさん。和食を基本に、珍しいお肉や三崎マグロなどを頂けるというお店ですが、今回はテラスでのバーベキューメニューでした。

  • KIMG1067.JPG

野菜はみずみずしいですし、お肉は流石に自慢のメニューだけあって、脂の甘い良い味わいでした。また、バーベキューの定番ソーセージですが、これもあまり脂っこさも無く、しっかりした肉の旨みを楽しめるものでした。
ちょっと見切れているのはビール。先ずはビールからということで、薫るエールをご用意いただきました。華やかな香りがずっと感じられるビールでした。

  • KIMG1078.JPG

今回飲んだのは10種類のワインで、その内サントリーさんにご用意いただきましたのは登美の丘・メルロー&カベルネ・ソーヴィニヨン・ロゼ2014ジャパンプレミアム・かみのやまシャルド2014&2015ジャパンプレミアム・塩尻メルロ2012の4種。

ロゼは、セパージュらしいベリー感や軽いカシス、土っぽさ等が感じられる香りと、透明感のある口当たり、果実味が軸ながらもバランスのいい味わいと、以前飲んだ時と同じ好印象なワインでした。

メルローは、黒さのある色合いにスパイシーさや土っぽさ軽いピーマンっぽさ?があり、その奥に黒果実が感じられる感じ。丸みのある、バランスのいい味わいでした。

面白かったのはシャルドネ2種類。2014は青リンゴや和柑橘のような雰囲気がありどこか甲州を思わせるよう。ボディもクリアーでライト、味わいは繊細です。一方、2015はミネラルのニュアンスや、同じ柑橘でもグレープフルーツっぽさがあり、軽いオイリーさもあったでしょうか。ボディはやはりライトですが、それでも骨格のしっかりした、どこか硬質さがあったように思います。果実味の印象も少し強かったでしょうか。
ヴィンテージの差をこれだけ明確に感じられるというのはやはり垂直ならではですね。

その他の6種類は参加者による持ち込み。
  • KIMG1055.JPG

私が持参させて頂いたものはコチラ。岡山市北区御津のくぼ観光農園のブドウを、是里ワインに委託して造ったマスカット・オブ・アレキサンドリアのやや甘口ワインです。
アレキは、ワインにすることでそのスパイシーさが引き出される印象がありますが、これも白コショウ的なニュアンスがあり、マスカット香やライチっぽさもあってどこかゲヴュルツ的な世界を感じます。味わいは甘みのあるタイプですが、キレが非常によく後口はスッキリと、中々いいワインです。
実はこのシリーズ、生産が終了するとの事で、今後は飲めなくなると思われます。赤はベーリーAがあり、そちらの出来も良い事から、非常に残念な思いがあり、今回日本ワイン好きな方々に飲んで頂きたいと考えた次第です。

可愛らしいエチケットの知多半島ワイン・秋桜ロゼと、アズッカ・エ・アズッコのクアットロ・カンティ・ビアンコ2015こんちゃんさんとまみ(sora__sora)さんのお持ちになられたワインです。

秋桜ロゼは、当地のスーパーぐらいでしか買えないというものだそうで、巨峰を用いたワインでした。らしい香りがありつつも、ラブルスカっぽさは控え目、赤いフルーツの印象が強い印象で、味わいも甘みのあるタイプながら明るい酸があり、フレッシュフルーティなワインでした。

クアットロ・カンティは、マルヴァジア30%、ヴィオニエ30%、ソーヴィニヨンブラン20%、シャルドネ20%というセパージュで、成程マルヴァジアやヴィオニエを思わせる白い花や軽いスパイシーさ、アロエの様なニュアンスが。また、グレープフルーツなどの柑橘もよく出ていました。
味わいは、やや低めの酸に柔らかい果実味が乗り、後口にかけて苦みが少々。しなやかなボディも相まって、何やらスポーツドリンク的な雰囲気です。ワイナリーの商品ページにも、「潤しのイオンサプライ系」とあり、思わずにっこりでした。

一方、ドメーヌ・タカヒコのナナツモリ・ピノ・ノワール2013徒然わいんさん、ボー・ペイサージュ・ラ・モンターニュ・ツガネ・メルロー2014城戸ワイナリー・メルロー2012エシェ蔵さんの持ち込みです。

ナナツモリ・ピノ・ノワールはピノらしい赤みのあるガーネット的な色合いで、ローズマリーなどの乾燥ハーブっぽさや、イチゴ、ラズベリーなどの赤ベリー、それらのドライフルーツといったものが感じられました。
味わいは、酸が軸で繊細な果実味があり、ボディは一瞬丸く感じるものの、奥にはしっかりとした強さがあるといったもの。渋みもあり、まだまだ熟成させられそうです。

ツガネ・メルローは、色はしっかり黒く、やや紫も見えましたが、ラズベリーやクランベリーなどの赤いフルーツの印象が結構あります。ただ、その奥にはプラムや黒ベリー、黒い土などの雰囲気も。また、遠くに少々の野菜ジュース?のような要素も。
味わいは、密度はあるもののしなやかな口当たりが印象的でした。ボディはミディアム位で、果実や酸、渋みは拮抗したもの。

城戸メルローは、赤みのある濃いガーネットで、香りも赤ベリー黒ベリーに洋酒のフルーツケーキ、そこに少々のバルサミコなどの黒い要素やスパイスが加わるというザ・メルローな感じ。
味わいも、ミディアムフル的な膨らみがあるボディと、上品乍らも確かに軸となっている果実味、乳酸系の酸と穏やかな渋味といったものでした。

この3種の飲み比べは非常に興味深いものでした。ツガネは、メルローなのですがどことなくナナツモリに近い雰囲気があります。自然派なつくりであるという共通点が、品種の差を上回ったのかなと。
ただ、じっくり飲んでいくと、ツガネの中のメルローが見えてきて、その辺はやはり城戸のそれに連なるものだったように思います。

今回は気軽なバーベキューの会でしたが、シャルドネの垂直飲み比べ、そして赤3種の飲み比べで、日本ワインの多様さ、奥深さを感じられました。
それ以外のワインも、勿論個性を感じられましたし、今、日本ワインブームと言えるような状況にあるかと思いますが、それを巻き起こすだけのものは十分あるとあらためて思わせてくれる機会となりました。

皆さん、今回もありがとうございました!

  • KIMG1082.JPG

今回の会場のDEN Rokuen-Teiさん入り口です。和を感じさせる佇まいです。ただ、渋谷パルコは8月6日をもって建て替えのため閉店、2019年秋に再開との事です。

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最終更新日  2016年08月04日 22時36分05秒
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