テーマ:ワイン大好き!(30819)
カテゴリ:泡モノ!
先日の1日日本ワインバーで残ったワインをいくつか持ち帰って飲んだので、今回から3回ほど日本ワインの予定です。先ずは泡から。 北ののぼ2012。生産者はココファーム&ワイナリーですが、ブドウは北海道余市のものになります。ピノ・ノワール等の栽培で有名な木村農園さんのブドウを、元ココファームのブルース・ガットラヴ氏の10Rワイナリーでワインにし、それをココファームに搬送、瓶内二次発酵、ルミアージュを行い、リリースされるというスパークリングワインになります。瓶内二次発酵後の熟成期間は32か月との事。 セパージュは、ピノ・ノワール90%、シャルドネ10%。価格は、楽天内では5800円程度です。 色はツヤのある黄金。深い色合いです。 泡は流石にのぼと言うべきか、キメ細かく、量も多めでクリーミーな質感です。 香りはミードやハチミツの雰囲気があり、そこにクレームブリュレやナッツ、バター、クリームといったこうばしいニュアンスが加わります。フルーツ感も十分で、ミカンやレモン、グレープフルーツといった柑橘、リンゴ、洋ナシ、メロンといったものが。加えて、白コショウ的な雰囲気やチョークのような要素、ハーブ、少々の薄荷っぽさ、ベッコウアメ、さらに昆布、というと北海道のイメージに引きずられ過ぎかもしれませんが、ヨード的なニュアンスも少々あったでしょうか。 味わいは酸味基調のもの。しっとり感と強さのある酸が前に出ます。果実味は繊細で柔らかいもの。旨みと共に、酸の奥にほんのりとその姿を垣間見せてくれるといった感じ。後口にかけては軽い苦みもあったでしょうか。ボディは、ハリがあり、エキス分や量感を感じるミディアム。口当たりは、丸さやしなやかさを感じるものでした。 食事との相性は、やはりピノ・ノワールが多い事を感じさせてくれるものでした。 お寿司をつまんでみますと、マグロとの相性がとてもよかったです。ワインの質感や旨みによって、マグロの旨みがグッと引き出されますし、香りの面でも、スパイス感などの影響かより華やかに膨らむ感じに。また、ネギトロとの相性もよく、ネギの香りとはお互い干渉しあわない感じで、やはりマグロの部分の旨みを引き出してくれる感じでした。 勿論、エビやイカとの相性もよく、ネタの甘みを引き出してくれる感じだったのですが、香りの華やかさがある分、マグロとの組み合わせの方がより印象的でした。 その他、山椒の香りの付いた油と酢醤油で鱧の焼き霜を頂いてみましたが、山椒の香りとワインのハーブ感はバッチリでしたし、鱧の焼きの部分の香ばしさともいい感じ。また、1日ワインバー会場にさせて頂きましたフロマジュリー・ピノさんのマスカルポーネシュークリームとの相性も抜群。甘味控え目のマスカルポーネクリームとワインの各要素ががっちり噛み合います。 香りも豊かで、味わいはかなり酸前目ですが目の詰まった印象で、素性の良さを感じさせてくれるワインでした。また、これだけの完成度でありながら食事によく合うというのもポイント高いですね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年09月15日 23時53分50秒
コメント(0) | コメントを書く
[泡モノ!] カテゴリの最新記事
|
|