テーマ:ワイン大好き!(30823)
カテゴリ:日本ワイン
最近は白ワインばかりでしたので、久々に赤ワインの記事です。またまた日本ワインになりますが。 ジャパンプレミアム・塩尻マスカット・ベーリーA2014。生産者はサントリーです。これも、産地の個性を表現するワイン造りを目指した、ジャパンプレミアム産地シリーズの一つです。山形の上山、青森の弘前・北津軽、そして、長野では北高井・北安曇・塩尻で、現地の契約農家との綿密な協力のもと作られています。ジャパンプレミアムの紹介ページはこちらです。 価格は、楽天内では2786円程度です。 色はルビーカラーですが、若さがあるためか紫感があり、エッジにはよく出ていました。 香りはらしいイチゴっぽさ、特にドライストロベリーっぽさが感じられ、さらに赤ベリーやヤマモモ、それに赤いフルーツのジャムといった要素が加わってきます。時また、間経過でチェリー感が前に出て来たように思います。勿論、其れだけでなく赤い花や茶色いスパイス、軽い焼きイモっぽさやカラメルのような甘いニュアンスといったものも。加えて、遠くに若干の鉄っぽさや茎系の雰囲気もあったでしょうか。また、飲むグラスを小ぶりなものにしますと、黄桃のような要素が感じられ、大ぶりなものにしますと黒コショウの香りが感じられると、グラスでの変化が見られました。 味わいは、柔らかいものですが果実味のアタックがあります。ただ、その後すぐに酸が前に来ます。結構強さを感じるシャープな酸で、後口にかけても存在感がありました。ボディはライト。クリアーさも感じられ、パリッとした硬質感すら感じる口当たりで、滑らかさもあります。タンニン・渋みはあまり強くなく、後口にかけてアクセント程度。 そういったライトで硬質な質感、タンニンの少なさの為か、魚系との相性が結構良かったですね。カツオのたたきや炙りアナゴは色的に合うのはイメージどおりでしたが(それぞれの味の濃さにワインのミネラル感や旨みが馴染みます)、面白かったのがタイの握り。白身という事でどうかと思いましたが、シソを挟んであるタイプだったのが良かったか、臭みなど出ず、旨みが引き立っていましたし、質感の相性ではむしろ赤い魚より良かったくらいかも。 また、鮎の塩焼きとの相性は抜群で、鮎の脂の乗った旨み、香り、そしてはらわたの部分さえ、ワインの香りや味わいによく馴染みました。 その他、ローストポークやフライドチキンにも行けましたし、おでん+味噌だれで、ジャガイモを合わせるのも良かったですね。 ベーリーAの香りとバッチリ嵌る要素となると、赤身魚やローストポークなどの、そこまで味の濃すぎない、脂っこさの少ない赤い食べ物というイメージが強かったのですが、意外や意外、鮎の持つ甘い香りが、結構相性がいいという事を発見できました。このワインは、ライトながら味の詰まった感じで香りもしっかりあり、その辺が特に良かったのかもしれませんが、まだ鮎が食べられるうちに色々試してみたかったですね。 楽天内ではまだ2013が多いようですが、こちらは2014です。 なお、サントリーの日本ワインページはこちら。以前ご招待いただいたブロガーイベントについての私の記事なども載せてくださっています。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年09月28日 18時34分09秒
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