テーマ:ワイン大好き!(30827)
カテゴリ:ワイン会
リースリング・リング京都へ参加して、改めてやはり好きな品種だなと感じたリースリング。単独で飲んでもよし、食事との相性もよしな品種かなと思います。
そのリースリング・リングでは、中華料理系のフードブースが無かったので、リースリングの会を、一般的に相性がいいと言われている中華料理のお店でやってみたいなと考えておりました。 すると、倉敷市中庄にあります、お酒のおかじまやのワイン事業部の方も、丁度リースリング・リングに行きたかったほどのリースリング好きでいらっしゃったことから、是非ワイン会をやってみようという事になりました。 会場は、岡山市中心部、クレド岡山近くにあります福幸さん。お店にワインのお取り扱いがあるなど、ワインへのご理解も深いお店です。 飲んだワインは以下の6種です。6番目のフレイ・ソレのものはすこ~しコンディションが怪しかったので、それ以外の5種類はまた個別に記事にしたいと思います。 なお、今回はワインのセレクトをおかじまやさんにお願いしました(2点だけリクエストさせて頂きましたが)。岡山在住の方は、中庄のおかじまやさんへ行っていただければ今回のワインは全て手に入りますよ^^ 1、シャトー・メルシャン 大森のあわ 私のリクエストのうちの一つがこれです。リースリングの泡はドイツなどに色々ありますが、日本ワインマスターとしてはやはりこれは外せないかなと。泡という事で、スターターに使いやすいのもいいところ。 リースリングらしい香りに、やや甘味のある味わいが華やかなワインです。 2、ジェイコブス・クリーク リザーヴ・バロッサ・リースリング2013 オーストラリア、バロッサ・ヴァレーのリースリングです。ジェイコブス・クリークのリザーヴレンジになります。 やっぱり、オージーワインという事でかユーカリの香りがしたような気がします^^;ドライですが、2013という事でか香りに華やかさもありました。 3、ライナー・ヴェス ヴァッハウ・リースリング2014 もう一つのリクエストがオーストリーのリースリングだったので、ご用意いただいたのがこちら。ヴァッハウのワイナリーですが、2003年創業という新しい生産者です。自然派な栽培も実践しているのだとか。 結構果実味の感じられるタイプで、色もしっかり、そしていわゆるリースリングでイメージされる香りと少し違った特徴のある、面白いワインでした。 4、パシフィック・リム ドライ・リースリング2013 こちらはアメリカ、ワシントン州のリースリングです。メジャー産地ヤキマ・ヴァレーのブドウを使用しているようです。 ワシントンは、甘みのあるリースリングを作ることも多いのですが、このワインはその名の通りきっちり辛口でした。香りは、モモ的なニュアンスの強い、濃さや甘味を感じるものだったのですが。 5、ドメーヌ・シュルンバジェ リースリング・グラン・クリュ・サエリング2012 5番6番はアルザスの飲み比べでした。こちらは、200年以上の歴史を持つ伝統生産者シュルンバジェのグラン・クリュです。 桃やペトロールのニュアンスがあり、これぞリースリング、という香りで、辛口ながらドライ!というような感じではなく、しなやかさやみずみずしさを感じるワインでした。 6、フレイ・ソレ リースリング・シジール・コンフレリ・サン・エティエンヌ2005 フレイ・ソレは1960年にネゴシアンとしてスタートしたというワイナリーだそうです。ただ、そのブドウの調達先は家族ばかりだったのだとか。 良い年という事で、ワイナリーで熟成させてからのリリースだそう。確かに、エキス分のあるボディや香りの奥のフルーツ感などヴィンテージの良さをうかがわせてくれる要素はあったのですが、ややダメージがあったのかなと。是非いいコンディションのものを飲んでみたいところです。 こうして飲み比べますと、シャルドネほど大きな差は無いかもしれませんが、それでも産地によって雰囲気は大分違ってきますね。香りの要素などは似たような柑橘やリンゴ、モモだったりするのですが、それらの出方、バランスの違いなどがありますし、ハーブっぽさ等も加わるとはっきりと個性の差を感じられます。 また、「辛口」の中で最も味わいの幅の広いワインは、ひょっとしたらリースリングのワインなのかも、というくらい果実味の雰囲気にも差はありましたね。 ここからはお料理です。 先ずは前菜。クラゲ、鳥肉とネギソース、チャーシューの3種盛り。クラゲの食感はやはり癖になりますね。 こちらはふかひれスープ。ふかひれの食感もいいですね。また、やわらかな旨みを感じられる優しい味わいのスープだったのもうれしいところでした。 スープのタイミングで蒸しパンも。モチモチの食感と、生地のほのかな甘みが非常にいいバランス。スープに付けても美味しいです。 続いては蒸し餃子。エビ、ニラ、肉の餡の3種です。中身も勿論美味しいのですが、これも皮の食感や香り、味わいが非常にいいです。勿論、中身との相性もバッチリ。 ホタテと野菜の炒め物。ゴーヤが入っているのが特徴的ですね。食材の食感や味わいがそれぞれ生きており、それが上手くまとまっている印象を受けました。このゴーヤーが、意外とリースリングによく合うのも面白いところでした。あと、上に乗っているのは黄ニラ。岡山名物です。 続いては、エビチリ&エビマヨ。なんと一皿で両方頂けてしまうという嬉しいメニューです。海老は勿論どちらもプリプリ。エビチリの辛みの後でエビマヨのまろやかさを頂くと、味わいが落ち着いていいですね。ソースが美味しく、エビが無くなった後もお箸ですくって結構食べちゃいました。 そして麻婆豆腐!これは3人前で、取り分けて頂く形になります。山椒ガツン!という程ではなく、唐辛子の香りや辛みもありますが、勿論山椒が効いていないわけではありません。しっかりと旨みがあり、それを2種類の辛みで頂けるという感じでした。 〆の炭水化物はチャーハンかソバで選べたので、今回は結構お腹も膨れて来ていたこともありつるっと頂けるソバで。出汁の利いたあっさり目のスープに、細麺がよく馴染みます。具は白髪ネギのみというシンプルさもいいですね。 最後に甘味で杏仁豆腐です。クリーミーでまろやかなのにあっさり頂けてしまうという味わいは、しっかり食べて飲んだ最後に頂くとホッとしますね。 一品一品の量はそう多くはありませんが、品数が多く、色々なものをちょっとづつ頂ける、こういったワイン会などでは特にうれしいコース内容でした。 味わいも、決して油や塩分で押すわけではない、優しく、素材やダシの旨みを楽しめるもので、リースリングとの相性も期待以上のものがありました。 正直、かなり充実した内容になりまして、来年1月2月辺りに、また福幸さんでワイン会させて頂きたいですねなんて話しています。今回はご馳走様でした! 今回のワインです。左から、大森のあわ、ジェイコブス・クリーク、ライナー・ヴェス、パシフィック・リム、シュルンバジェ、フレイ・ソレ。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月04日 00時30分42秒
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