テーマ:ワイン大好き!(30831)
カテゴリ:日本ワイン
先日のサントリー登美の丘ワイナリー訪問の際のワインもいよいよこれで最後。最後もやはり登美の丘で。 登美の丘・赤2014。前回の2013と垂直飲み比べになります。2014はあまり気温が上がらなかったそうで、果実味のインパクトはさほど出なかったようですが、長くブドウを木で熟させることが出来たそうで(収穫は10月がピークだったそう)、香りのよいヴィンテージとなったそうです。やや硬めな年にもなったそうで、ある程度寝かせて欲しいとのお話でした。 セパージュは、メルロ52%、プティ・ヴェルド23%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン5%と、年により変化します。価格は、楽天内では3500円程度。 色は赤み強めのガーネット系。そこに、若干の紫も感じられました。 香りは熟した赤ベリーや軽いイチゴジャムないし赤ベリーのコンポートなど、意外と赤いフルーツ感があり、その他プラムや少々の黒ベリーなどのフルーツが感じられるといった所でした。加えて、少々のナッツっぽさ、茶色いスパイス、黒コショウ系のニュアンス、それにブラックオリーブや軽いハーブっぽさといったものも感じられたかなと思いますが、まあ基本的に閉じた感じはあります。 味わいは、比較的冷涼な年という割にはアタックにほんのりとですが果実味の広がりを感じました。それを、乳酸系の明るい酸と渋みが追ってくる感じのバランスでした。ボディは意外と柔らかな口当たりではありますが、成程、芯の部分には硬さ、目の詰まった感覚はありました。ミネラル感や、全体的なまとまりも感じられます。その、奥に詰まった要素は、まだ出てきそうにない印象です。 現時点で食事に合わせるなら、鳥肉や赤い魚が面白いかも。 ワインの持つ芯のしっかりした部分、タイトさに対し、鶏や鴨といったものの持つ旨みや鉄っぽさは合わせやすいように思いました。ローストは勿論、煮込み系も面白そうです。味付けも、洋風のものでもいいでしょうが醤油+みりんなどの和風のものも問題なさそうです。勿論、焼き鳥系もOK。 魚なら、マグロやカツオ系でしょうね。シンプルなカツオのたたきや赤身の刺身もいいでしょうし、マグロなら漬けにしてみてもいいかも。あとは、カブト焼きなんかが食べられるなら面白そうです。 日本ワイン的な柔らかさはあるのですが、確かに硬さの感じられるワインだったように思います。2013と比べても、その質感の差は結構はっきりあったかなと思いますし、それ以上に香りの差はよく出ていたかなと。 2013、2014共に3500円級のワインではあるのですが、飲み比べが出来るとかなり面白いかなと。合う食事も変わってきそうに思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月07日 01時10分59秒
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