テーマ:ワイン大好き!(30832)
カテゴリ:ワイン会
最近は岡山でも日本ワインを頂けるお店が増えてきましたが、中でも、和食と共に日本ワインと日本酒を頂けるのじかさんはその代表的なお店の一つかと思います。
昨年オープンされ、秋ごろにお邪魔した際には色々と頂きました。 先日、そんなのじかさんで日本ワインの会をさせて頂くことが出来ました。のじかさんは倉敷市中庄のお酒のおかじまやさんとお付き合いがあるのですが、先日おかじまやのワイン事業部の方と中華とリースリングの会をした際、日本ワインの会もしてみたいねと言う話になったのを早速実現した次第です^^ 飲んだワインは以下の7種類です。個別にメモを取れておりませんので、今回はここでの紹介に止めたいと思います。 1、フジッコワイナリー フジクレール・スパークリング甲州2013 やはり日本ワインの会なら甲州は欠かせないかなと思いますが、今回はスパークリングで行ってみました。生産者は定番のフジッコワイナリーです。 明るい黄色の色合いで、泡は量はそこまで多くはありませんが柔らかでキメもまずまず。香りは和柑橘やリンゴ、白い花等甲州らしさを感じるもの。スパークリングらしさとしてはほんのりビスケット感はあるかなというところです。味わいは、ドサージュの影響もあるであろうフルーティさを感じるものですが、そこまで甘みがあるというようなものではなく、しっかりした酸のあるフレッシュな印象でした。 2、北海道ワイン 北海道ケルナー2015 色々な産地のものを飲んでもらうという事がテーマでしたので、大きな産地である北海道も外せないかなと。リースチングとは違いますが、日本で成功しているドイツ系品種としてケルナーにしてみました。 淡い黄色の色合いに、少しゲヴュルツを思わせるようなライチっぽさ、若干のビワや柿の葉的な緑の固い葉っぱ系のニュアンスといった所はまさにケルナー。その他黄色い柑橘の雰囲気も。また、参加者の方からは、ちょっとオイリーという声も聞かれました。味わいはやはりフルーティで、とっつきやすい果実味と柑橘的な酸が印象的なライトボディです。 3、サントリー ジャパンプレミアム・津軽ソーヴィニヨン・ブラン2015 先日記事にしました、登美の丘見学の際に飲んで印象的だったワインです。当該記事の中の「別のワイン会」はこの会の事でした。 フレッシュな酸があり、きりっとした味わいで、ケルナーがちょっとフルーティ過ぎるという方にはこちらがより受けが良かった印象です。 4、ヒトミワイナリー 身土不二・キュヴェ津村・シャルドネ2014 各地域なるべく万遍なく飲みたかったのと、ソーヴィニヨン・ブランの後にインパクトのあるシャルドネをという事でこちらのワインです。今回最も賛否が分かれたワインで、これが一番良かったという方もいらっしゃれば、一口でもういいかなという方もいらっしゃりました。こういうのはワイン会の面白いところです。 色はしっかり黄色でツヤ感もありますが、やはりヒトミワイナリーという事で濁りもあり。香りはオレンジやグレープフルーツ、その奥にミカンやカボス的な和柑橘もあるといった感じで、さらにリンゴや蜜、少々の小松菜?的な雰囲気も。味わいは果実味のインパクトがバッチリで、その後ろから柔らかい酸がじんわり出てくるといった所。口当たりは柔らかく丸いミディアムですね。 5、北条ワイン・赤 中国地方からは北条ワインのベーシックな赤を。先日の地震で大きな被害を受けられたこともそうですが、何より同じ中国地方でこういった面白いワインが出来ているという事を知って頂きたかったというのがあります。ベーリーAのワインと表記されているショップが多いですが、実はこのワイン、少しだけメルローとカベルネも混ざっているのだとか。 色は鮮やかな赤で少しガーネット感もあるでしょうか。香りは、開けたてはベーリーA的なフォクシー感も少し見られるのですが、メルローやカベルネの影響か時間と共にラズベリーやイチゴなどの赤ベリー感がよく出ます。そこに、スパイス感や若干のヨードの様なニュアンスといったものが加わります。味わいはライトボディな赤で、バランスのとれた辛口ですが、こちらも時間経過で果実味の印象が増すのが印象的です。 6、エーデルワイン シルバー・キュヴェ・ハヤチネ 続いては、10月に訪問させて頂いた岩手エーデルワインのこちら。リースリング・リオンで有名ですが赤もいいですからね^^。09年のカベルネ・フランに07年の樽熟成メルローをブレンドしたものになります。 色は赤みの強いガーネットといったところでしょうか。香りには、フランの影響かグリーンペッパーや若干の野菜系のニュアンスが。その他の要素としては、黒コショウや茶色いスパイス、赤や黒のベリーにチェリーなどが感じられたでしょうか。味わいは、口当たりこそ柔らかいものの、やはりシュッとした、目の詰まった印象のボディ感があります。果実味も繊細で渋みがあり、辛口赤という印象を受けます。 7、ヴィラデストワイナリー ヴィニュロンズリザーヴ・メルロー2012 トリは日本を代表するワインともいえる長野のメルローで。今回は、以前飲んだタザワヴィンヤードのものが美味しかったのと、長野ワインの歴史を語る上で不可欠ともいえるヴィラデストワイナリーのものにしてみました。 色は黒さも感じる深い赤で、香りにもブラックベリーなどの黒いフルーツのニュアンスが見えました。他に、熟した赤ベリーやスパイスやバルサミコ、腐葉土、そして遠くにフルーツケーキっぽさ等があり、フルーティながらも存在感のある香りです。味わいも、しなやかさがあるミディアムボディながらも量感、スケール感があるのは流石。優しいものながらも存在感のある果実味と、しっとり系の酸やタンニンのバランスもよかったです。 中々バラエティに富んだラインナップに出来たかなと思いますが、選んでいて思ったのは、それだけバラエティに富んだものにできるだけの様々なワインが日本にあるという事。地域や作り手で本当に色々だなと。 勿論、まだまだ色々なワインがあるわけで、この1回の会だけではやはり足りないなと。また是非企画させて頂きたいものです。 今回のお料理です。 前菜はなんと8種類!スモークの利いた鯖バーガー、自家製さつま揚げ、あんきもポン酢、姫サザエの壷煮、下津井産タコのうま煮、合鴨ロース煮、自家製ゴマ豆腐、酢牡蠣となります。 甲州スパークリングとケルナーを合わせてみましたが、甲州スパークリングとは、ゴマ豆腐の香りや滑らかさ、コクがよく合いましたし、サザエとも、その香りやコリコリの食感、甘辛系の味わいがワインの香り、泡のある質感、そして果実味や旨みに馴染みました。あと、意外と合鴨も行けます。 一方、ケルナーは酢牡蠣と合わせますと、牡蠣の旨みにワインの果実味が寄り添いますし、香りの面でもスッキリ柑橘感覚で頂けます。アンキモにも、コクやまろやかさに対し果実味がある程度あるおかげで負けずに旨みを際立たせられますし、タコやさつま揚げとも問題なしでした。 続きます にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月11日 02時31分43秒
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