テーマ:ワイン大好き!(30780)
カテゴリ:フランスワイン
さて、年跨ぎになってしまいましたが、ボージョレとベーリーAの飲み比べ会のワイン、続いてはボージョレの1種類目です。 ムーラン・ナ・ヴァン2015。生産者は「ボージョレの帝王」として、ヌーヴォーのイベントなどでもよく来日されているジョルジュ・デュブッフです。会社設立は1964年。それまで、地元の地酒でしかなかったボージョレのワインを1代でフランス全土はおろか、世界規模で有名にしたという作り手になります。ムーラン・ナ・ヴァンは、ボージョレのクリュの10ある村の中でも最も力強いワインを産出しています。 セパージュは、勿論ガメィ100%。価格は2500円程度くらいでしょうか。 色は流石ムーラン・ナ・ヴァンというべきか結構濃い目。黒紫と言っていいくらいの色合いです。勿論透明度はあり、エッジにルビーも見えますが、しっかりしています。 香りにも、黒ベリー的な黒いフルーツや黒い土のニュアンスがよく出ています。そこに、赤ベリーコンポートや、若干のシナモン的なスパイス、少々のジビエ的な獣系の雰囲気などがあったでしょうか。時間経過で変化も見られ、赤ベリーの要素がより強くなり、コンポートだけでなくフレッシュなものも垣間見えました。その他、チョコやココア、バルサミコっぽさもあったように思います。 味わいはフルーティさしっかり。暖かみのある果実味が軸です。ただ、それはあくまで優しいものですが。そこに、乳酸系の明るい酸が加わります。やはり、タンニンの印象はあまりなく、アクセント程度に渋みが感じられるくらいでしょうか。ボディもミディアムくらいの膨らみ感はあったでしょうか。まろやかさや柔らかさのあるものです。 会のおつまみはどれも良かったです。 その中でも、ミートローフは結構味がしっかりしており、そのしっかりした塩分や旨みに対し、ワインの果実味がよく馴染んでくれたかなという印象はありました。また、ローストビーフサラダに対しても、サラダと一緒にサッパリと頂いてもいいですが、ローストビーフ単体と合わせても問題なく美味しいのもワインの濃さのおかげでしょうね。 このワインには、焼き鳥(タレ)や和風の牛モツ煮など、ある程度しっかりした、しかし脂っ気が強すぎないもの等を色々合わせてみたいところです。 思った以上にしっかりしており、南方の雰囲気を感じることが出来ました。今回のベーリーAからより遠いのはこっちだったかなあと。ただ、果実味しっかりのベーリーAもありますから、その辺とも飲み比べてみたいところです。 楽天内には2000円程度でもありましたが、ヴィンテージが不明でした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月03日 22時30分04秒
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