テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:日本ワイン
さて、これで昨年のボージョレとベーリーAの飲み比べ会のワインも最後となります。樽熟のベーリーAです。 NACマスカット・ベリーA遅摘樽熟 マスターソムリエセレクション2012。生産者は井筒ワインです。昭和8年に、長野県の桔梗が原で創業したワイナリーで、創業以来国産ブドウ100%のワイン造りを志向しているそうです。NACは長野県原産地呼称制度の事。県産ブドウを使い、一定の条件を満たしたものが認証を得られるというもので、井筒ワインはこれを振興しています。また、このワインはマスターソムリエ高野豊氏セレクトの、イオン専用ワインのようです。 価格は、イオンモール岡山で3000円弱でした。 色は赤黒い感じですが、2012という事でかガーネット感も出て来ています。 香りは樽感しっかりで、トーストやカラメルなどのロースト感を感じる要素がよく出ています。そこに、イチゴを中心とした赤ベリー感が加わり、それらが良く馴染んでいます。その他、黒ベリーなど若干の黒いフルーツっぽさもありましたし、黒い土、根菜、茶色いスパイスといったようなニュアンスも。 味わいは割と果実味の印象があります。はっきり軸になっていると言っていいくらいです。そこに、しっとり系の酸や、柔らか乍らある程度はっきり感じられる渋みといったものが追いかけてくる感じ。ボディはミディアムくらいで、これも結構パリッと感のある、骨格を感じるものですが口当たりはなめらか。 これまた、会でのつまみとはどれともよかったですが、樽香のおかげでレバーのスモークとは抜群。ワインのロースト感のある香りとスモーク香とは間違いなく一体感が出ますし、ワインの旨みや果実味、渋みにレバーの濃い旨みがこれまたよく嵌りました。 また、ローストビーフにも負けませんね。牛のしっかりした旨みに対し、ワインの各要素が負けず、かと言って塗りつぶすことも無く調和を見せてくれました。ただ、サラダの野菜と一緒ですと、その調和が崩れてしまう感じに。加えて、ウォッシュチーズにも結構いいですね。 その他あわせるなら、香りの面でいぶりガッコをつまむなんてのも面白そうですし、他のスモークやハム、ソーセージ系などもよさそうです。ロースト香の奥にある赤いフルーツの要素に着目するなら、トマトソースのものもいいかもしれません。 樽香の印象が強く、他のどのワインとも大分違うものとなってしましました^^;飲み比べのアイテムとしては正直不適だったかなとは思いますが、こういうタイプのベーリーAは初めてという方も多かったので、まあ結果オーライという事でm(__)m ワインとしては、樽香は確かにゴツいですが、それがベーリーAのフルーティさと中々に調和しており、面白いワインではありました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月07日 22時40分04秒
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