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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2017年01月21日
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カテゴリ:ワイン会
昨年11月に行いました中華料理とリースリングの会。岡山市中心部に有ります、福幸さんでの開催でしたが、その際是非また福幸さんでワイン会をさせて頂きたい!という話になりまして。
そこで、個人的に中国料理との相性が面白いと思っているイベリア半島のワインの会はどうか、と提案させて頂き、今回実現に至りました!

飲んだワインは以下の7種。残念ながらメモを取れていないのでここでの感想に止めたいと思います。

1、ラベントス・イ・ブラン レレウ・ブリュット
昨年のワイン会で飲んで驚いたスペインのスパークリングです。なんと、今回もご一緒頂いたお酒のおかじまやさんでお取り扱いがあるという事で、今回も飲むことに。
今回は、前回のものに比べますとややスッキリ系だったでしょうか。黄色い柑橘を軸に、ミネラリーさもありました。口当たりも、ふくよかさよりシュッとした印象に。ただ、泡の勢いやキメの細かさは流石でした。


2、ラベントス・イ・ブラン グランレゼルヴァ・デ・ラ・フィンカ
ポルトガルワインが赤多めになりましたので、スペインは泡多めで。折角なので、ラベントス・イ・ブランの飲み比べです。こちらは、上級キュヴェになり、熟成に実に4年(通常キュヴェは1年半)を掛けるという代物。カヴァ3品種にシャルドネとピノ・ノワールが少量加えられているというセパージュ。
色から既に黄色が濃く、泡は勢いはやや落ちるもののクリーミーさがあります。香りにも、ハチミツやブリオッシュ、ナッツといったものがあり、フルーツでも黄色いフルーツといったものが強く、味わいは果実味がありつつも柔らかく、膨らみのあるボディと相まってまろやかさを感じるものでした。これはちょっと凄いですね。

3、クラル・アトランティス ファリアズ・ヴィニヤード・ブランコ
こちらはポルトガルの白。ブドウ栽培の風景が世界遺産にもなっているというピコ島で作られているワインになります。火山性の土壌で、海に近いエリアとなります。セパージュは、シャルドネに加えて、ヴィオジーニョ、ゴウヴェイオ、フェルナン・ピレスという地場品種。
色は淡い黄色。香りは、黄色の薄い柑橘や青い柑橘、軽いハーブといったものがありますが、オイリーさの印象もあり。味わいにも、まったりとしたミネラル感があり、どこか北条ワインの甲州を思わせるような雰囲気も。この辺は海辺のワイン独特なのでしょうか。果実味、酸各要素繊細でバランスはいいですが、ちょっと閉じた印象あり。

4、アルバ・ヴェガ アルバリーニョ2014
スペインの白も海のワインで。最近は日本でも栽培が行われているアルバリーニョです。アルバ・ヴェガはスペインの中でも大きなワインメーカーであるムエルサ社の手掛けるブランド。基本的にリオハの会社のようですが、リアス・バイシャスでのアルバリーニョ作りも行っています。
色は結構黄色味があり、麦わらよりはもう少し濃い印象。香りは黄色い柑橘や白い花、白桃といったニュアンスがあり、そこに微かなヨードっぽさや白いスパイスの印象が加わる感じでしょうか。味わいは結構フルーティで果実味が軸。しっとり系の酸がその奥からスッと出てくる感じで、ほんのりと後口に苦味もあったでしょうか。ライトボディですがハリがありますね。

5、キンタ・デ・クルヴォス プローヴァ・セガ・ドウロ2013
今回、おかじまやさん一押しのポルトガルワインがこちら。KOBEインターナショナルさんの扱いだそうで、勿論おかじまやさんでもお取り扱いがあります。生産者等についての詳細は分かりませんでしたが、ドウロのワインで、トゥーリガ・ナシオナルやティンタ・ロリス等地場品種オンリーのセパージュとなっているようです。
色は黒紫ですが、底が見えないほど濃い!というタイプではありません。香りも、スミレや軽いヨード、茶色いスパイスといったものも見えますが、赤ベリーのコンポートやドライフルーツといった赤いニュアンスが結構出ています。味わいも、果実味を軸にしつつも柔らかなもので、明るい酸がスッと出てくるなど結構モダンなタイプでした。

6、シエラ・カンタブリア キュヴェ2009
スペインの赤は、個人的なお気に入りのシエラ・カンタブリアからです。エストラテゴ・レアルなどで一世を風靡したエグレンファミリーの手掛けるブランドです。古典的なリオハとは違う、それでいて、モダンな果実味を強く押し出したタイプとも違う、中庸な作りを目指すシリーズで、キュヴェはその中でも少しとっつきやすいようモダン寄りに作られたものになります。
2009ですがまだ黒さのある色合いです。ただ、エッジにかけては赤みも見えます。香りは赤ベリーやチェリー、ブラックベリーなどの香りの他オレンジピールや茶色いスパイスといったものが。シエラ・カンタブリア特有のルッコラ的なニュアンスはありませんでした。味わいも果実味が軸で5番と似たようなバランスですが、こちらの方がより密度を感じつつも軽さがあったでしょうか。

7、キンタ・ド・ザンブジェイロ テラ・ド・ザンブジェイロ2009
ポルトガルの赤も、6番に合わせて2009ヴィンテージにしてみました。キンタ・ド・ザンブジェイロはアレンテージョのワイナリーになります。ポルトガル品種でのトップクラスのワイン造りを目指している、1998年設立の新しい作り手です。土壌はシストになるのだとか。このテラ・ド・ザンブジェイロはセカンドクラスになるようです。2009年は暑い夏になったようで、その影響かなんと度数は15.5度。
色は黒く、透明度も低いです。香りは、黒系を中心に青や赤のベリー、ベリージャム、ドライフルーツなどがあり、さらにチョコレートやナッツっぽさといったものが加わります。その他、スミレっぽさもありますが、基本閉じた印象。味わいも、果実味が出つつもそこまで派手なものではなく、丸い酸やタンニンとバランスは取れています。ただ、ボディは大柄で高密度、ある程度の重さもあり、明らかにまだ固い印象を受けました。

ポルトガルの白と最後の赤がちょっと閉じ気味というか固い印象だったのは少し残念なところではありますが、ポルトガルワインは結構固い作りのものも見かけるので、それを伝えられたのは良かった、と考えることにします^^;
全体的に、香りや果実味の出方など、やはりフランスやイタリアとは違う個性があり、さらに、この隣国2か国でも雰囲気の違いがあります。
ただ、白2種類のミネラル感や、5番6番の果実味とボディのバランスなど、ちょっと似た感覚を覚える部分もあり、飲み比べとしては面白かったのではないかなと。

ここからは今回のお料理です。
  • KIMG1916.JPG

先ずは前菜。チャーシュー、ピータン、クラゲ、鶏肉の香味野菜ソースです。ラベントス・イ・ブラン2種類を合わせてみましたが、鳥肉の香味野菜ソースとはどちらも鉄板。鶏肉の旨みにワインの旨みが馴染むのは勿論、ネギなどの香味野菜の香りにワインの香りが良く嵌っていました。
また、面白かったのがピータンで、通常キュヴェのラベントスが非常に合います。卵の黄身の部分のまろやかさや白身の食感に対し、ワインの質感や泡の感じが驚くほど一体感を出しますし、ピータン独特の香りに対しても、ワインのミネラルっぽさが妙にしっくりいきます。これは発見でした。
一方、チャーシューのコクや甘味にはやはりグランレゼルヴァですね。

  • KIMG1919.JPG

こちらは大根モチ。パリッとした外側と中のふわっと感がいいですね。また、魚介が入っており、食感がアクセントになり、さらに旨みも加わっています。
こちらもラベントス・イ・ブランで頂きましたが、外側の香ばしさと胡麻油の香りには、通常キュヴェよりもグランレゼルヴァの持つハチミツっぽさなどの香りがよく馴染みます。

長くなりますので続きます

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最終更新日  2017年01月24日 22時10分35秒
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