テーマ:ワイン大好き!(30785)
カテゴリ:フランスワイン
今回は、ボージョレーのムーラン・ナ・ヴァンです。サントリーさんからの頂き物になります。 ムーラン・ナ・ヴァン2015。生産者はドメーヌ・デ・ロジェール…ですが、このワイン、ジョルジュ・デュブッフの監修の下作られています。ドメーヌ・デ・ロジェールが1976年からデュブッフと協力関係にあるという事もありますし、実はこのワイン、Amazon限定販売なのですが、Amazonの酒類部門の方が日本人に合うワインをと考えアッサンブラージュにまで参加しており、その過程で、デュブッフにこのワイナリーを紹介してもらったという事も一因となっています。 価格は、2840円ですが当然楽天内にはありません。 色は黒紫。濃く、透明度は低めです。 香りは黒い土や茶色いスパイスがありつつ、黒ベリー、プラム、イチゴなど赤ベリーやそれらのジャム、ザクロ、ドライイチジクといったフルーティさがよく出ていました。最初のインパクトとしては黒いフルーツの雰囲気がありますが、中盤から余韻にかけては赤い印象の方が増す感じです。また、赤や紫の花、若干のトリュフっぽさや軽いチョコのニュアンスもあったでしょうか。 味わいはフルーティさが強く、果実味のアタックも、柔らかいものですがしっかりあります。そこに、乳酸的な酸がピッと入る感じ。タンニンの印象は結構あり、特に後口にかけて渋みをきっちり感じる他、口当たりにも少々。ボディはミディアムで、なめらかさの輪郭の中にまろやかさや丸みが拡がるといった感覚です。 食事との相性では、キノコとホウレン草の炒め物と中々の相性でした。キノコは、シメジ、シイタケ、エリンギの3種、ホウレン草はこの時期ならではの寒締めです。あとは、少しベーコンを加え、醤油バターで炒めたというごく普通の1品ですが、キノコ、バター、それに少し焦げた醤油の風味にワインの黒いニュアンスが合う感じ。また、ホウレン草+ベーコン+バターの旨みに対し、ワインの旨みもボチボチ馴染んでくれます。 あと、鶏の手羽元をニンジンと一緒にミカンで煮てみましたが、こちらはさらにいい相性でした。鶏の旨みにこのワインはやはり間違いないですし、煮詰まったミカンの甘みや、そこに加わる味付けの塩気等と、ワインの果実味の相性も行けましたね。 Amazonの方々は、日本人の味覚に合ったフルーティなもの、そのフルーティさは赤果実で、タンニンや余韻はしっかりしたもので、かつ熟成も耐えるものを、と考え、デュブッフ氏に生産者の紹介とアッサンブラージュへの参加を依頼されたそうで、その後のアッサンブラージュもかなり白熱したものになったようです。 黒果実を中心に、黒さの印象は結構ありましたが、それでも赤いフルーツのニュアンスも勿論出ており、Amazon酒類部門の方々の熱意が形になっているのではないかなと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月01日 11時03分59秒
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