テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:フランスワイン
今回はフランス・ロワールの白です。その名もズバリなミネラル感のあるワインです。 ミネラル・プラス2014。生産者フランツ・ソーモンはロワール地方のモン・ルイというアペラシオンのワイナリー。創業は2002年という新しい生産者ではありますが、既に人気を確立しているとの事。栽培ではビオロジックを実践、醸造は野生酵母使用という自然派ですが、酸化防止剤については少量は使用しているとの事。畑は4ヘクタールほどで、土壌としては粘土石灰や砂質、シレックスなどだそう。 セパージュは、シュナン・ブラン100%。400リットルの木樽で熟成、無濾過・無清澄で仕上げています。価格は、写真のお店で3002円。 色は薄い黄色ではありますがツヤ感があります。 香りはメロンやウリ、各種南国フルーツ、レモンや青い柑橘、それに、マスカット香ともラブルスカ香とも違うのですが、ブドウを感じさせるニュアンスも感じられフルーティさがあります。また、焼き栗っぽさや軽い蜜っぽさも少々。白い花の雰囲気もあります。加えて、名前にふさわしい火打石や濡れた石、チョーク?的な要素も出ていました。 味わいは辛口ですがキリキリ系ではなく、果実味も繊細なものですが感じられます。ただ、アタックとしてはやはり明るくインパクトのある酸が主役ですね。後口にかけては、旨みや仄かな苦みもあったでしょうか。ボディはライトですが、ミネラル感やハリがあり、目の詰まった印象で、ライトながら骨格を感じる、存在感のある質感でした。 食事との相性では、焼き鳥がいいつまみになってくれました。ネギマ串(塩)とは、鶏の旨みとワインの味わいが合うのは勿論、鶏肉の繊維質とワインの質感の組み合わせもいい感じです。また、そこにネギの甘みが加わるとワインの果実味と噛み合うのか立体感が増す感じでした。 また、砂ズリ(塩)とも中々で、ズリの持つ鉄っぽい味わいをワインの旨みが引き出す感じに。フルーティなだけではない、意外な懐の深さを見せてくれました。 今回は塩ばかりでしたが、タレでも意外と行けてしまうのかも。 名前の通りミネラル感のある、それでいてシュナン・ブランのフルーティさも楽しめるワインでした。しかし、それだけではない奥深さも持っているように感じられました。5年10年寝かせてみるのも面白いかもしれませんね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月14日 23時01分09秒
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