テーマ:ワイン大好き!(30792)
カテゴリ:日本ワイン
先日のメルロー飲み比べ会のワイン、続いては日本。長野県のものになります。 ジャパンプレミアム・塩尻メルロー2013。生産者はサントリー塩尻ワイナリー。登美の丘ではなく、長野県の塩尻ワイナリーでの醸造です。ジャパンプレミアムには、品種にフォーカスしたシリーズと産地にフォーカスしたシリーズがあり、こちらは長野県・塩尻という産地の個性の表現を目指したもの。元々赤玉の原料酒用として1936年に作られた塩尻ワイナリーですが、当地の環境の良さにほれ込み、優れた契約農家と手を携え高品質な欧州系品種によるワイン造りを目指すようになりました。 今回はサントリーさんからの頂き物でした。楽天内では写真のお店で3456円でどこも同じような感じですね。 色は赤黒いです。そこは日本ワイン、やはり透明度があるため明るさは感じますが、それでもしっかりした色合いです。 香りは茹でアズキ系のニュアンスが出ており、もうこれは日本のメルローだと一発で分かる感じ。また、コショウや腐葉土、軽いピーマン香、根菜、茶色いスパイス、軽いチョコといった要素も感じられ、フルーティさをバッと感じさせたこれまでの2種類とはやはり大分雰囲気が違います。勿論、フルーツ感もありますが、ブルーベリー系の雰囲気もありつつ、むしろ赤ベリー系のそれが前に出る感じだったかなと。ただ、時間と共にその辺は変化があり、プラムやリキュール、フルーツケーキのニュアンスが徐々に表れてきました。 味わいはやはり柔らかさを感じるバランス型のもの。ただ、それでもアタックには果実味の存在感がキッチリ。やはり、ワシントンのものに比べれば大分繊細ですが、それでもワシントンの後に飲んでも存在感を見せてくれるものでした。それを、旨みや明るい酸、渋みといったような要素が纏まりをもって追いかけてきます。渋みはある程度の印象の強さがあり、舌触りにも感じられました。ボディは、目の詰まったミディアムといったところ。細身ながら、しなやかな強さを感じさせるものでした。 会では、やはり鴨との相性が良好。ソーセージだと味の濃さや香りにやや圧され気味なのに対し、鴨の旨みに対してはワインのボリューム感が丁度いいですし、果実味も映えます。また、香りの面の相性の良さもあったような。 このワインなら、焼き鳥(タレ)や鴨焼きなど鶏肉系、それもちょっと茶色いソースなどで食べるタイプのものが面白そうです。また、トマトとの相性の良さもありそうで、チキンのトマト煮込みやカツレツのトマトソースなどもいいかも。加えて、トマトと合わせるなら、豚や牛でも行けるかなともおもいます。 他にも、脂の乗ったブリやマグロ、カツオなど味の強い、若しくは脂分のしっかりある魚介系との相性も面白そう。バランスがよく、時間経過での変化も楽しめますが、やはり、個人的には食事と合わせたいところです。色々な組み合わせを試して楽しみたいですね。 まだまだ若かったのも事実。エイジングするとどうなるのかも気になる所。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月06日 22時40分04秒
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