テーマ:ワイン大好き!(30792)
カテゴリ:日本ワイン
今回は甲州。まるき葡萄酒のスタンダードラインになります。 いろ甲州2015。生産者まるき葡萄酒は、明治、日本から葡萄酒づくりを学ぶため初めてフランスへ派遣された土屋龍憲が帰国後、1891年にその前身となる会社を設立したという歴史あるワイナリーです。現在の経営体制になったのは1950年だそう。サスティナビリティを意識し、不耕起草生栽培を実践(畑には羊が居るそうです)しています。日本の食に合うワインを目指し甲州やベーリーAを中心にワイン造りを行い、さらに日本の洋食に合う欧州品種を使ったワイン造りにも挑戦しています。 価格は、写真のお店では1555円。 色は薄い黄色。と言うか非常に淡く黄色のニュアンスがあるかな、というくらい。 香りはやはりフルーティさがあります。リンゴ、和梨、モモ、軽い南国フルーツといったものがあり、さらにミカンや柚子、スイーティ、大きな黄色い柑橘といった要素も加わります。また、バナナっぽさも少々ありましたね。勿論、それだけでなく、白や黄色の花、ミネラル、ビワの葉などのニュアンスも感じられましたし、若干のオリーブオイル的なオイリーさも。 味わいは果実味しっかり。やや辛口くらいのフルーティさです。酸はしっとり系。アタックにはあまり印象がありませんが、後口にかけてじわじわと。それでも、後口にかけてまで果実味優位のバランスは変わらないかも。また、少々の苦味も感じられました。ボディはライトでクリアーさや滑らかさのあるものですが、軽くエキス分も感じられたでしょうか。 食事との相性で興味深かったのは貝類。 お寿司をつまんでみましたが、ホタテの貝柱、アカガイ、トリガイとどれも行けます。貝の甘み、シャリの甘みにワインの果実味が馴染む感じですね。また、アカガイやトリガイの食感に対して、ワインの軽いエキス分が合う感じも受けました。 その他のネタでは、やはりサーモンやイカですね。サーモンの脂がワインの果実味を受け止めてくれます他、イカの甘みやねっとり感も同じくワインの果実味に合います。 あとは、昆布の煮物や五目豆など、ちょっと甘味がある、旨みの強い煮物類などはいいつまみになりました。 甲州のフルーティさを存分に楽しめるワインでした。これからの季節、菜の花など春の食材を使った料理や、ばら寿司などとも合わせてみたいですし、それを屋外で日のあるうちから楽しめたりすると最高だなと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月12日 11時39分39秒
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