テーマ:ワイン大好き!(30793)
カテゴリ:泡モノ!
今回はスパークリングで。オーストリーのものになります。 エクストラ・ブリュット。生産者はフレッド・ロイマー。先日のカキカニ合戦の際には白を頂きました、オーストリーはカンプタールのランゲンロイスにあるワイナリーです。ビオディナミの普及しているオーストリーですが、ロイマーはその中でも若手の代表格。ビオの認定団体と言えばデメターが有名ですが、デメターは様々な農産物を対象としており、ロイマーは2007年にリスペクトというワインに特化した団体を設立しました。実は、テルメンレギオンにも畑を持っており、片麻岩やレス土壌のランゲンロイスに対し石灰が多い事から、セクトにはそのテルメンレギオンのブドウも用いています。勿論、そちらもビオディナミによるもの。 セパージュは、ツヴァイゲルト67%、ピノ・ノワール33%というブラン・ド・ノワールです。シャンパン方式。価格は、楽天内では写真のお店で4082円。 色は薄い黄色。ややツヤ感はありますが、基本白ワイン的。 泡は勢いしっかり。しかし、そこは流石シャンパン方式、キメは細かく柔らかさを感じます。持続力も中々のもの。 香りは、酵母っぽさやクッキー、それに白い花といったニュアンスがあり、泡ものらしさを感じられます。また、少々のコショウっぽさも感じられ、この辺はやっぱりオーストリーですね。勿論、フルーツ感もしっかりあり、グレープフルーツやレモン、ミカンっぽさといった黄色い柑橘、スイーティやライムといった緑の柑橘といったものや、軽い南方系の黄色いフルーツ感といったものが。その他、若干のハーブっぽさも。 味わいはバランス型。アタックに果実味は感じられますが、繊細なものです。また、その酸と拮抗する量のしっとりした、しかし明るさはある酸が直ぐに出てき、さらに旨みや後口にかけての軽い苦みといったものが感じられました。ボディはクリアーさの感じられる、パリッとした印象のライト。滑らかさがあります。 食事との相性では、ベーコンとタマネギのキッシュをつまんでみたところいい相性でした。ベーコンの旨みや卵の部分の旨み、塩気、それにタマネギの甘みといったものにワインの果実味やフルーティさが合うのは勿論、台のタルト生地の部分の香ばしさや仄かな甘みといったものに、ワインの香りが馴染む感じでした。 あと、鶏の半身揚げにレモンを絞ってみますと、これもまたいい相性。揚げた鳥の旨み、骨周りの鉄っぽい旨み、胡椒のスパイシーさに、ワインの旨みや香りがやはり嵌ります。また、レモンの香りとは合わないはずがなく、鶏の旨みにレモンの香りと酸、軽い甘みが加わることで、ワインとの相性がさらに明るく華やかになるような感覚でした。 地場品種を使った、バランスのいい辛口のスパークリングでした。価格的にはシャンパーニュ位のレンジになってきて、他にも様々な選択肢が出てきますが、その中でもよく出来た、間違いない選択と言えるワインではないかと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年03月18日 22時17分02秒
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