テーマ:ワイン大好き!(30796)
カテゴリ:フランスワイン
先日のシャンソンセミナーのワイン、今回と次回で赤2種類です。一つ目はこちら。 クロ・デュ・ロワ・ボーヌ・プルミエ・クリュ2011。クロ・デュ・ロワは、コート・ド・ボーヌの銘醸畑レ・マルコネの下に位置する畑で、シャンソンはその総面積の35%を所有しています。土壌としては砂と粘土を含む石灰質で、やや粘土多めという構成だそう。そんなクロ・デュ・ロワの、所有面積の3分の2にピノ・ノワールを植えています。また、シャンソンではピノ・ノワールの全房醗酵に拘っており、茎まで熟すのをじっくり待つそうです。 価格は、楽天内では5378円。 色はやや暗さのあるルビーカラーですが、透明度はしっかりあります。 香りは、全房醗酵だからでしょうか、下草や茎っぽさ、それに木の皮っぽいニュアンスが感じられました。また、キノコや土、ゴボウ的な根菜っぽさや、甘草のような雰囲気も。そこに、チェリーやラズベリー、クランベリーなどの赤ベリー、さらに赤ベリーのドライフルーツやコンポート、加えて軽い干し柿っぽさといったフルーツ感が加わります。また、チョコレートやタバコ、バニラといった要素もあったでしょうか。 味わいは優しい果実味と優しい酸が拡がるバランスのいいもの。ただ、その酸は乳酸系で明るさはあります。後口にかけては酸と旨みが優位かなあといったところ。また、渋みの存在感も後口にかけて増しますね。ボディはミディアムで、丸さや柔らかさの印象がありつつ、少々のハリや滑らかさも。 料理との相性は、資料には家禽、グリルした肉、ソースを添えた肉料理、エポワスなどのチーズといったものが好相性なものとして挙げられていました。 確かに、家禽、特に鶏肉との相性は良さそう。下草っぽさや甘草に合わせて、ハーブ焼きにしたりするとなお良さそうです。また、ソースを添えたとありますが、トマト系なんか案外いいかもしれないなと。 加えて、味わいの乗ったワインですし、鴨といった赤身の、やや滋味の強い肉でもいいでしょうね。鴨のローストに、ベリーのソースなんてのも是非試してみたいところ。 複雑な香りがあり、味わいもバランス型と、注いでいただいて直ぐからこのワインは結構楽しめました。勿論、時間経過で香りの各要素がよりはっきりしたり、下草っぽさ等が落ち着いてベリー感が増してきたりと、変化を楽しむこともできます。 個人的に、この香りは結構好きだったりしますのと、6年熟成しているものを今買えるという所で、嬉しいワインだなと感じました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年04月09日 23時56分12秒
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