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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2017年05月21日
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カテゴリ:ワイン会
4月に、大阪のフジマルさん主催の日本ワインイベントにお邪魔した際、日本ワインのみならず日本シードルもちょこちょこ出ており、試飲させて頂きました。
あらためて、日本シードルも面白いなと思っていましたところ、奥出雲ワイナリーさんが、広島県北のリンゴを使ったシードルをリリースされたというのを知り、これは一度日本シードルの飲み比べをやってみなければと、先日早速飲み比べ会を開催しました。

飲んだのは以下の4種です。携帯の電池切れで個別写真を撮れておりません上、メモも取れていないことから^^;、今回はここでの記述に止めたいと思います。

1、奥出雲ワイナリー 奥出雲シードル赤来
奥出雲ワイナリーさんは2種類のシードルをリリースされており、今回は両方とも使わせて頂きました。こちらは、島根県飯石郡飯南町の赤来高原観光リンゴ園のリンゴを使ったものになります。
リンゴはふじ、王林、やたかが主体で、その他津軽や涼香の季節といった品種を少量づつ使用しており、製法としてはスティルワインにして瓶内二次発酵、ちゃんとデゴルジュマンまでしているそうです。
かなり淡い色合いで、泡も量は多いものの結構柔らかい印象。香りは、リンゴらしさを感じるものながら、白い花やハーブ、軽い白コショウ?のような雰囲気も。味わいは甘味は微塵も残さないスッキリした辛口。ライトながら芯のあるボディと泡とが相まって、ドライ感ありますね。

2、奥出雲ワイナリー 奥出雲シードル高野
奥出雲さんの2種類目は、広島県北、庄原市の高野町というエリアは、結構昔からリンゴの産地だそうで、アップルロードと呼ばれるリンゴ農園が密集した場所まであるのだとか。
こちらは、そんな高野の北斗と王林が主体で、その他ジョナゴールドなどが使用されています。製法としては、醗酵途中、まだ残糖が多めの状態で瓶詰めし、やはりルミアージュ、デゴルジュマンを行っています。
色は、こちらも淡いですが赤来より少しはあるでしょうか。また、醗酵途中での瓶詰という事で少しのにごりも。泡は量もありますし、ガス圧も結構しっかりしています。香りは、勿論リンゴ感ありますが、やはり白い花や酵母のニュアンスがよく出ています。また、ほんのーりとですが、パンっぽい要素もあったような。味わいはこれまたしっかり辛口です。勢いのある泡もあってドライ感ありますが、少し丸いというかウェットな感覚もあるのはやはり醗酵途中に瓶詰めするからでしょうか。

3、セイズファーム シードル2015
このシードルを上記大阪のフジマルさんのイベントで飲んで、今回の会をやりたいなと考えたのでした。富山県のセイズファームさんのものになります。
リンゴは富山県産のふじ100%。富山も結構リンゴ栽培は盛んなようで、中でもこのシードルにも使われているふじが最も良く栽培されているようです。2か月半を掛けゆっくり一次発酵させ、軽い濾過を行った後、3か月以上これまたゆっくりと時間をかけ瓶内二次発酵を行っています。
色はツヤのある黄色で、この辺はゆっくりした醗酵の影響でしょうか。泡はきめ細やかで量も多め。香りは、リンゴっぽさは勿論ありますが、ちょっと焼きりんごやアップルパイ的なところもあるかも。香ばしさや、軽くスモーキーな雰囲気が感じられました。味わいはやはり辛口ですが、ボディ感や軽い果実味もあり、ドライ!と言うタイプではありません。

4、リタファーム&ワイナリー 農家のシードル
こちらは北海道のものになります。リタファーム&ワイナリーは余市の登町にあるそうで、リンゴも同地区のものを3種使っているそうですが細かい品種までは分かりませんでした。
ワイン造りにおいても、野生酵母による発酵を行っており、このシードルも野生酵母による発酵で濾過もあまり行っていないようです。また、生産者さんがシャンパーニュで技術を学ばれたそうで、やはり瓶内二次発酵を行っています。
色はしっかり黄色く、かつガッツリ濁っています。香りも、リンゴっぽさ以上に酵母感が強いくらいだったかも。その他、白い花や黄色い花、ほんのりとパンっぽさなど。味わいは、濁った雰囲気とは裏腹にスッキリ辛口。旨みや微かな果実味、ボディ感のあるタイプでした。

4者それぞれ、香りの出方やボディ感、果実味の感じなど違いがありつつ、それでも香りの要素など似たところもありました。また、奥出雲さんの2種類やリタファームさんのものとセイズファームさんのものとの違いは、色、香り等結構大きかったです。製法・発酵期間の違いといった部分も大きいでしょうが、複数品種を用いているか単一品種かという部分もあるのかなと。
後は、そもそもこれだけキッチリ辛口なシードルがあるという事や、広島や島根、富山でリンゴが作られているという点で、参加者の方々に驚いていただけたようで、その辺は良かったなと。
これから暑くなって来ればシードルもますます活躍するでしょうし、ワイン会に混ぜていくのもいいかなと。もっと、色々シードル飲んでみたくなりましたね。

  • KIMG2306.JPG

今回は、フロマジュリー・ピノ岡山さんにての開催でした。先ずはチーズ盛り合わせです。カマンベール+リンゴのコンポート、ブルーチーズ、ウォッシュ、それにアスパラのソテーもお出し頂きました。後ろのグラスは今回のシードルで、左から赤来、高野、セイズファーム、リタファーム。
カマンベール+リンゴのコンポートはまさにシードルに合わせるべき組み合わせですね。ただ、これが面白いものでやはり相性の差がありました。
チーズとリンゴを一緒に頂くと、一番合うのが赤来。そのフレッシュな辛口さがリンゴの甘みとチーズまろやかさをより上手く纏め、旨みと香りを引き出す感じに。一方、リンゴ単独ならセイズファームが、チーズ単独なら高野が一番良かったように思います。一方、リタファームはウォッシュの癖を上手く受け止めてくれます。

  • KIMG2307.JPG

こちらはサラダ。ドレッシングがタマネギ系だったのがポイントで、タマネギの香りや旨みにシードルが馴染みます。野菜多めドレッシング少な目のところですと、野菜のフレッシュさに赤城や高野がいい感じですが、ドレッシングの濃いところですと、セイズファームの少し濃いめの雰囲気が非常に良かったです。

  • KIMG2308.JPG

そして、シードルと言えばガレット、ということでガレットもお願いしました!ピノさんではこれを頂けるので、今回の会場としてお願いしたといっても過言ではありません^^
流石にどれも合いますが、その中でも一番良かったのがリタファーム、次いで高野。つまり、ちょっとにごり系のものがよく合うのかなと。ガレット生地の香りや味わい、具材のチーズやハム、卵の味わいといったものに、にごり系のボディ感や旨み、それに独特の香りがよく馴染みました。

シードルとフードの組み合わせって、今回のようなガレット、リンゴのコンポート+チーズといったものはまあ間違いありませんが、家で気軽に日常的に頂く感じでもないのでどんなものがいいのかなと前から考えていまして。
以前家で東京ワイナリーさんのものを飲んだ際は、ビール的に鶏のから揚げ、ポテサラ、お刺身を合わせたりもしました。相性としてはどれも喧嘩せず、しかしマリアージュと言う程際立った感はない、強いて言えばサーモンのお刺身は香りの相性が良かったかな、というくらいでした。
今回、タマネギドレッシングとの相性の良さがありましたので、これが何かヒントになりそうな感じはありましたね。

  • シードルの会.jpg

今回のシードルのボトルです。左からリタファーム、セイズファーム、赤来、高野。

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最終更新日  2017年05月22日 09時58分34秒
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