テーマ:ワイン大好き!(30800)
カテゴリ:日本ワイン
今回は、先月お招きいただいたサントリー塩尻ワインセミナーで飲んだワインです。試飲させて頂いたほか、懇親会でも飲めました。 ジャパンプレミアム・塩尻マスカット・ベーリーA・ミズナラ樽熟成2013。生産者は勿論サントリー塩尻ワイナリーです。ウイスキーメーカーとしての顔も持つサントリーとして、日本のミズナラ樽を使ったワインを作りたいと試行錯誤、塩尻のベーリーAが最も合うという結論に達し産まれたワインです。2013年は7月8月が暑く乾燥し、一方で9月後半から気温の低下があると、非常に良いヴィンテージとなったそうです。なお、このワインは9月発売予定の2014ヴィンテージから、ジャパンプレミアムではなく新ブランドの塩尻ワイナリーシリーズとなります。 価格は、楽天内では上記リンク先のお店で4298円。 色は赤黒いです。しっかりした色合いですが、透明度もあり、ルビー寄りの赤黒といった所。 香りはココナッツやビャクダンのニュアンスがあり、ミズナラ樽の影響を感じさせます。また、イチゴやラズベリー等の赤ベリー、イチゴジャム、カシス、若干の黒ベリー?といったフルーツ感、茶色いスパイスといった要素や、ベーコン的なスモーキーさ、キャラメル、コーヒー、焼き菓子といった香ばしい系の香りといったものも感じられました。 味わいは柔らかい果実味がしっとりと広がりつつ、その奥から乳酸系の明るい酸がスッと前に出てくる感じ。また、渋みの印象は結構しっかりあってアタックの果実味の後から速やかに全体を覆うような感覚でした。加えて、旨みも感じられました。ボディはミディアム。柔らかさがありますが、それでも、骨格というか芯のある様な質感だったように思います。 懇親会では、天然ウドのポタージュのところでご提供いただきました。ポタージュのクリーミーさとココナッツ香との相性はまずまずでしたし、ワインの果実味や渋みのある味わいの後でまろやかなポタージュを頂くと、いい箸休め的な存在になってくれました。 一方、塩尻マスカット・ベーリーA2014と相性抜群だった山賊焼きとは、このワイン特徴であるココナッツ香や香木っぽさがあまり馴染まず、加えて味わいの各要素がよりしっかりしたことで旨み面での噛み合いも少しずれた感じに。 実はこのワイン、懇親会の後少し残っていたのを貰って帰らせて頂いてしまいまして。翌々日に飲んでみますと、ココナッツ香は落ち着いていましたがそれでもまだ感じられはする、しかし、赤果実の存在感がより増す、といった感じで、味わいも果実味と酸が主体の感じに変わっていました。そのおかげか、お寿司と思いの外よく合いまして、赤身やサーモンは勿論、意外や意外、イカ、エビ、それにイクラの軍艦といったものにも馴染んでしまいました。 このマリアージュは本当に意外でした。樽の存在感もある、味わいもベーシックなものよりどっしりしているワインですが、それでもやはりベーリーAなんだなあと。 ただ、これが時間経過で柔らかくなっていたからなのか、開けて直ぐの状態でもお寿司に合うのか是非試してみたいところです。 なお、今回の塩尻ワインセミナーに参加されたブロガーさんの記事が、サントリーさんの日本ワインページにアップされました! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年05月23日 22時30分04秒
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