テーマ:ワイン大好き!(30801)
カテゴリ:日本ワイン
今回は日本のロゼです。山梨の四恩醸造のものになります。 向日葵。生産者四恩醸造は山梨県の牧丘にあるワイナリーです。元々、四恩学園ナザレ幼稚園の体験農園的な場所だったのを、その四恩学園が母体となってワイナリーにしたというものです。元々体験農園時代から有機無農薬的な栽培を行なっており、ワイナリーとなってからもそうした造りを継続しています。以前栽培・醸造を行われていた小林さんが退職、独立され、現在は新たな作り手を迎えてワイン造りを行っています。 セパージュは巨峰100%とのこと。価格は1400円程度ですが楽天内にはありません。 色は淡いピンク。少々の紫やオレンジっぽさもあるでしょうか。 香りは、当然ですが巨峰っぽいです。巨峰そのものを感じさせる香りがあり、そこに、イチゴやイチゴキャンディー、軽いその他の赤ベリーといったものが加わります。また、少々のスイカっぽさも。その他、赤い花やスミレ的なニュアンスといったフローラルな要素や、ピンクペッパー、加えて、ホワイトチョコのような印象もあったように思います。 味わいは果実味のアタックがキッチリあり、旨みもグッと出てきます。酸はしっとり奥手な感じで、後口にかけて徐々に前に出てくる感じ。その後口には、苦味、渋みも少々ありました。ボディはライトですが、丸さやまろやかさのある、エキス分も感じられるようなものでした。 食事とは、とりとめも無く色々合わせてみましたがどれも結構無難に馴染んでくれました。 例えば、豚の旨みバッチリのシュウマイとは、肉の柔らかくも存在感のある旨みと、独特の香りに、ワインの果実味や後口の渋味、それにラブルスカ系の香りがよく合いました。このワイン、中華に行けるタイプかなと。 一方で、みそ仕立ての五目豆をつまんでみますと、ゴボウやニンジン、鶏肉、そして豆の味わい、それらをまとめる味噌の香りと味わいに、ワインの果実味が嵌りすし、味噌の香りと根菜の香りに、やはりワインの赤いフルーツの甘さを連想させる香りが妙にはまります。 加えて、アボカドとジャガイモをヨーグルト、粒マスタード、アンチョビで和えてサラダ風にしてみますと、アボカドのコクと青い香り、ジャガイモの旨みや食感、そこに加わるヨーグルトソースの酸味と塩気といったものにもやっぱり果実味と香りが合いますね。 以前の、小林さんの時代のワインとは当然造りは違います。ライトながら、味わいのバランスや香りの出方など結構飲み応えを感じられるようなものだったかもしれません。 酸は大人しい感じですが、食事にはよく合い、日本のテーブルワインとして使いやすいという点は変わっていないのかなとも思いました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年06月14日 23時33分55秒
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