テーマ:ワイン大好き!(30801)
カテゴリ:日本ワイン
という事で、ここからは先日の白ワインを飲む会のワインです。まずは日本のこちらから。 希望2016。生産者は四恩醸造です。先日記事にさせて頂きました向日葵と同じ生産者で、ラベルもここ独特の花の絵となっています。前回の向日葵についてもそうですが、ワインの詳細についてはよくわかりませんでした。 取り敢えず、セパージュがプティ・マンサンということは、購入店で確認できました。価格は1728円ですが、楽天内に扱いは無し。 色はしっかり色合いを感じられる黄色。ツヤがあるというところまではいきませんが、当然と言えば当然ですが甲州等とは大分違いますね。 香りは蜜っぽさや軽いナッツ感、ヨードっぽさといったものがまず感じられました。そこに、黄色い花や白い花といったフローラルな雰囲気や、かりん、アンズ、南国の黄色いフルーツ、リンゴといったフルーティさや、少々の栗っぽさ、ベッコウアメといったニュアンス、それに遠くにですが石灰や、山椒的な和のスパイス・ハーブのような気配も。 味わいは、果実のアタックがしっかり。参加者の方の中にはやや辛口くらい?という印象を持たれた方も。しかし、明るく強さのある、それでいてボディ感も相まってでしょうがしなやかな印象を受ける酸が、その真ん中に軸として存在しています。このバランス感が非常によく、香り・果実味と酸の出方の噛み合い方は相当なものかなと。後口にかけては、酸味が旨みを伴いつつ余韻を残す感じ。ボディはミディアム寄りのライトといった所で、丸さや膨らみを感じますが、そこまでというものでもありません。 会では、どのつまみとも悪くありませんでしたが、中でも一番良かったのが自作して行ったトマト寒天だったり。寒天の出汁を、昆布と鱧にしていたおかげでしょうか、寒天の旨み、トマトの酸味にワインの果実味や酸に隠れがちな旨みがグッと前に出て来て馴染みました。また、トマトの甘みや酸味、散らしておいたスイートコーンの甘みや香りに、ワインの果実味やフルーティな香りがよく嵌ってもいました。 このワイン、果実味に合わせて甘味のあるものと相性がいいようですし、日本ワインらしく出汁の旨みにも合いやすいようです。と言う事で、他に合わせるなら甘みのある和食系が面白そうです。これからの季節なら、コーンを使った甘みのあるすり流しや、甘辛系で鱧の押し寿司なんか合わせてみたいところです。 前回の、巨峰を用いた向日葵が旨みを感じるシャープな辛口でしたので、そういった作り方なのかなと思いきや、果実味の豊かな芳醇なワインでした。当日は暑く湿気もあり、よく冷やしていたこのワインは1本目としては最高のワインだったかなと。 和食系のと相性も見込めそうですし、入手が簡単ではないのは確かですが個人的には是非リピートしたいワインでした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年06月29日 01時58分49秒
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