テーマ:ワイン大好き!(30804)
カテゴリ:ポルトガルワイン
先日開催いたしました白ワインを飲む会のワイン、2種類目はポルトガル。分類上はヴィーニョ・ヴェルデのようです。 ムロス・アンティゴス・アルヴァリーニョ2012。生産者アンセルモ・メンデスはポルトガル北部、ミーニョ地方のワイナリーです。元々醸造コンサルタント活躍されていたアンセルモ氏が、満を持して1997年に開業しました。ミーニョは、その環境特性から、複数の品種のブドウを完熟させずに収穫、微発泡の爽やかなワインとして仕上げるヴィーニョ・ヴェルデの産地なのですが、近年はアルヴァリーニョ等の高級品種を単一で、しっかり完熟させ、微発泡ではなく補糖なども行わないかっちりした白ワインとして作るものも増えており、アンセルモもそういったスタイルの旗手の一人となっています。 という事で、本ワインもアルヴァリーニョ100%、ヴィンテージも2012という事でモダンスタイルのカッチリタイプです。価格は、写真のお店で2000円。送料込みです^^ 色は明るい黄色。濃い色合いという感じではありませんが、軽くツヤ感もあったような。 香りは色合いに似合った柑橘感豊かなもので、レモンっぽさを中心にグレープフルーツやライム、さらにフレッシュフルーツだけでなく、懐かしのレモネードのような要素も。ただ、やはり作り方の影響か、蜜っぽさや蜜入りリンゴの様なニュアンスや、ドライマンゴーなどのドライフルーツ感が加わります。その他、白い花やミネラル、ハーブといったものも感じられました。 味わいはバランスのいいもので、果実味が旨みと共にアタックからじんわり拡がりつつ、そこに明るい柑橘的な酸が優しく加わります。ボディはなめらかさとクリアーさを感じるライト。ハリや骨格を感じるものとなっています。 会では、やはりパクチー入りカプレーゼとの相性がバッチリでした。ポルトガルはパクチー=コリアンダーを食べる国で、スパイスとしては勿論葉っぱも用いるとの事ですが、パクチーのグリーンな香りと、ワインの柑橘感や、蜜っぽさの奥にあるハーブっぽいニュアンスが共鳴する感じに。また、ワインの優しい果実味や酸に、トマトの甘さ酸っぱさ、モッツァレラの旨みといったものもよく合っていました。 また、鶏ハムもいいつまみで、ハムの旨みや塩気が、ワインの果実味といい対比になります。加えて、質感の相性もいいですね。 よくある微発泡なヴィーニョ・ヴェルデと比べますと、確かに香りにも味わいにもしっかりしたところはあります。しかし、柑橘のニュアンスが出ていて、鮮やかな酸があるところなど、そのフレッシュさはやはりヴィーニョ・ヴェルデだなと。 サラダとの相性も良かったですし、生魚系にも良さそうで、前菜辺りと合わせたいワインですし、これからの季節、お昼や、夕方のまだ明るいうちからよく冷やして、屋外やテラス辺りで楽しむには100点のワインと言えそうです。海が見えれば200点でしょうね^^ ジメジメを忘れさせてくれるワインでした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年06月30日 23時01分33秒
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