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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2017年11月29日
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カテゴリ:ワイン会
今年の5月、新見のドメーヌ・テッタさんで行われたイベントvin voyage。テッタさんと新潟のカーヴドッチさんのワインを両方楽しめるというものでしたが、その際にワインの販売もあり、カーヴドッチさんのワインをご購入された方がおられまして。

今回、そのワインを改めて今回飲もうという会を行いました。会場は、トラットリア・ミズオチさんです。何故かと言いますと、シェフが新潟のご出身な為。と言いましても、勿論イタリアンですので新潟の郷土料理が出るといったことはありませんが。

飲んだワインは以下の5種類です。今回もここでの感想にとどめたいと思います。

1、もぐら・シャルドネ
マセラシオンを行い、亜硫酸無添加というシャルドネです。ツヤと、微かな濁りのある色合いで、香りは南国フルーツやオリエンタルスパイスのニュアンスが感じられるものでした。5月と比べますと、少し樽香が落ち着き、溶け込んできていたのかなと。味わいはやはり果実味のアタックがあり、塩気を感じるほどのミネラルが感じられ、一方で酸は穏やかなまったりしたもの。

2、アルバリーニョ2016
5月のイベントの際も人気だったアルバリーニョ。その時と大きな変化は感じず、レモンイエローな色合いに、緑の柑橘やハーブ、パッションフルーツなどを感じる香り、果実味やミネラル感があり、シャルドネにはあまり出ていなかった明るい酸の感じられる目鼻立ちのはっきりした味わいが印象的でした。
瓶熟ももっと出来そうな感覚を持ちました。

3、あなぐま・サンジョヴェーゼ
ロゼと赤の中間のような鮮やかながらも透明度の高い色合いが特徴的なワインですが、5月のころと比べますと、赤ベリーや赤い花のニュアンスが感じられるのは同じですが、赤ベリー感がよりはっきり出て、さらにピンクグレープフルーツやブラッドオレンジなどの柑橘の気配も強まったように思いました。逆に、土っぽさやスパイシーさは大人しくなったかも。味わいは変化と言う感じはあまりなく、果実味と後口にかけての軽い苦み、優しい酸が感じられるものだったかなと。ただ、より滑らかに、丸みを感じるような質感に近づいていたような気もします。

4、ドメーヌ・ショオ 箱庭2016
こちらは、タイトルの+に当たるワインです。カーブドッチさんもある「新潟ワインコースト」の中に有り、カーブドッチ卒業生でもある小林さんの営まれているドメーヌ・ショオのワインになります。5月のイベントの後、実際に新潟ワインコーストに行かれた方が、今回ご提供くださりました。ありがとうございました!なお、箱庭と言う名前は、混植混醸によるところに由来するようです。
赤の鮮やかなガーネットといった色合いに、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドというボルドー系セパージュらしい黒コショウっぽさや茶色いスパイスも感じられますが、その出方が優しく、ダークチェリーや赤ベリーなどの果実感に伴うような感じ。キノコや軽いバルサミコも感じられたでしょうか。味わいも、滑らかな質感のミディアムボディで、果実味と明るい酸、穏やかな渋味と、フルーティな香りに似合った滑らかなものでした。

5、Bijou ピノ・ノワール2014
そして、カーブドッチのピノ・ノワールです。角田浜と言う海辺の砂地で栽培されたピノですが、赤みの強いルビーカラーに、赤や青のベリー、チェリー、若干の干し柿といったフルーツ香、黒い土、下草とった、「ピノ・ノワール」でイメージされる香りがよく出ていました。ただ、5月のころに比べますと、少々醤油っぽさ、天つゆのような気配が感じられたかも。味わいも、果実味と優しくもはっきり存在感を見せる酸が感じられるものでした。

カーブドッチのもの4種は、全体的には5月の頃とそこまで大きな変化はありませんでしたが、あなぐまについては、瓶差ではなく、ちょっと変わったと言っていい野かなとも。どれもある程度味わいはっきりしており、食事と合わせながら頂くのにもいいワイン達でした。
ドメーヌ・ショオの箱庭は、日本のゲミシュター・サッツと言う事でどんなものか期待値高かったですが、フルーティで、ボルドーブレンドらしい雰囲気がありつつもフルーティでしなやか、それでいてバランスもよく、期待以上のワインだったかなと。角田浜の個性を感じられたように思います。

  • KIMG2891.JPG

ここからはお料理です。
1品目はひよこ豆とガラエビのミネストラ。ガラエビの旨みもありますが、やはり主役はひよこ豆。滑らかさと香りが活きたお料理でした。
シャルドネを合わせましたが、この滑らかさとまろやかさ、粘性に対しワインのまったりした味わいが穏やかに寄り添ってくれました。

  • KIMG2893.JPG

2品目はサワラときのこのファゴッティーノ、トリュフ風味です。パイ包みの中には、フワフワの食感に旨み甘味を感じるサワラときのこが。それらをトリュフの風味がふわっと包み込みます。
合せたのはシャルドネとアルバリーニョ。シャルドネとは、全体的な相性がまずまずといった感じ。魚やキノコだけではなく、パイ生地の風味や味わいが加わることでよりよくなる印象でした。
一方、アルバリーニョは魚の味わいとより直接的に馴染む感じ。魚の甘みとワインの果実味に親和性がありましたし、食感とワインの質感も良かったなと。
ただ、トリュフ香もありましたし、サンジョヴェーゼとも合わせてみたかったかも。

  • KIMG2894.JPG

3品目はタリアテッレ、ジャージー牛とトレビスのソースです。ジャージー牛の柔らかな旨みとしっかりした食感、トレビスの香ばしさと甘味、旨みが優しくもしっかりしており、タリアテッレの太さとよくマッチする一品でした。
これにはサンジョヴェーゼと箱庭を。サンジョヴェーゼは、その果実感と赤いフルーツの香りが、特にトレビスの甘みや香りとよく合いました。
箱庭は、肉の味わいや香りも含めて全体的に調和する感じ。ワインの果実味の深さが、しっかりしたお料理の味わいに合うといった印象です。

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4品目はピーチポークのロースト、下仁田ネギソースです。ピーチポークは岡山の豚肉ですが、繊維の食感がよく、やわらかで旨みも強いと個人的にもっと推されるべき食材だなあと思っていたり。その肉に、ネギの風味豊かなソースがマッチするのが面白かったですね。
合せたのは引き続いての箱庭と、ビジュ・ピノ・ノワール。箱庭は、目の詰まった質感が肉の食感と馴染む感じでした。
ピノも、その滑らかさやしなやかさと肉の食感がよかったですし、旨みを引き出す感じもありました。
ただ、何方も爆発的マリアージュ、と言う所まではいかず、之にはむしろサンジョヴェーゼやシャルドネが面白かったかも。

  • KIMG2897.JPG

最後はチョコレートプリンで〆です。濃厚で、洋酒の風味も感じられるプリンでした。

ミズオチさんへは大分久しぶりにお邪魔しましたが、やはり美味しいです。柔らかな味わいですが、決して弱いという事ではなく、ワインと合わせるにも楽しいというのもうれしいところ。
今回も堪能させて頂きました。また是非ワイン会させて頂きたいものです。ありがとうございました!

  • KIMG2899.JPG

今回のワインです。右からもぐら、アルバリーニョ、あなぐま、箱庭、ピノ・ノワール。右端にちらっと見切れているのは、追加で用意しましたサントリーさんの甲州新酒です。これはまた個別記事にしたいと思います。

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最終更新日  2017年11月30日 00時03分31秒
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