テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:日本ワイン
さて、今回から12月のコスパピノ・ノワール飲み比べ会のワインです。先ずは先日のワイナリー訪問のお土産である白から。 清酒酵母仕込甲州2017。生産者は島根ワイナリーです。島根県は、江戸時代には津和野藩で山梨から持ってきたという甲州の栽培を行っていた、甲州の歴史が長い土地です。また、現在でも生産量は山梨に次いで全国2位のようです。島根ワイナリーでは、契約農家の甲州を用いていますが、それがなんと海に近い砂地土壌のものだそう。優しい、和食に合わせたい甲州ワインが出来るということで、思い切って清酒酵母で仕込んでみたとの事でした。 価格は、1800円程度。 色は極薄。仄かに青みがかった黄色といった印象。 香りは流石清酒酵母というべきか、メロンっぽさや吟醸酒っぽさを感じます。柑橘の気配もありますが、温州みかん的な黄色いそれが出ていたでしょうか。他に、若干の白桃のようなニュアンスも。フルーティさが中心ですが、シュールリーによく感じる白い花や酵母っぽさも感じられました。 味わいは基本繊細なものですが、アタックには果実味が感じられます。そこに、日本酒とは違う、ワインらしい明るい酸がピシッと入ります。ボディは透明感のある、クリアーさとパリッと感を感じるライトボディです。 会では、最初のチーズプレートのところで飲みましたが、チーズには満遍なく合います。酸とメロンっぽいニュアンスが、クリーミーな白カビタイプのチーズと合わせても埋没せずアクセントとなりますし、果実味が塩気やクリーミーさに噛み合いますね。 ただ、その中でもやはりパルミジャーノとの相性は格別で、チーズの旨味や微かな甘味とワインの果実味、メロンっぽさや吟醸香が一体感をもって感じられました。 パルミジャーノとの相性も、吟醸酒とチーズの組み合わせを思わせるものがありましたし、シュールリー甲州に時折感じられるメロンっぽさや吟醸香も、より明確に出ていたような感覚で面白かったです。 しかし、その質感や香りの他の要素、味わい等は間違いなく甲州ワインでもあり、まさに和食と共に楽しみたいワインでした。ただ、チーズにもよく合います。 楽天内では1836円でした。同価格帯には様々な甲州がありますし飲み比べるのも面白そうです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年01月11日 23時30分46秒
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