テーマ:ワイン大好き!(30820)
カテゴリ:フランスワイン
12月のピノ・ノワール飲み比べ会のワイン、今回と次回は楽天スーパーセールで手に入れた掘り出し物になります。今回のものはブルゴーニュのものです。 ニュイ・サン・ジョルジュ2012。生産者はドメーヌ・ジャフランです。ニュイ・サン・ジョルジュ村で1925年から続くワイナリーで、現在で3代目。その奥様が、ヴォーヌ・ロマネのドメーヌのご出身だったことから、今ではジュヴレ・シャンベルタンとヴォーヌ・ロマネの畑も所有しているそうです。畑ではリュット・レゾネを実践し、醸造は完全天然酵母のみで行うそうですが、除梗は100%しているそうです。 楽天内に2012の在庫は無し。 色はガーネット感のあるルビーで、これぞピノ、という趣です。 香りはダークチェリーやアメリカンチェリー、それにマラスキーノなどサクランボっぽさが結構出ており、そこに各種赤ベリーやそのドライフルーツが加わるといった感じで、フルーティさが前に来てはいます。ただ、スパイシーさも十分で、甘草などオリエンタルなそれがよく感じられました。その他、定番の下草っぽさや、微かなヨード、それに赤い花の雰囲気も少々。 味わいは流石のバランスのよさです。柔らかな果実味と明るくも落ち着いた酸が拮抗した、しかし落ち着いた存在感を見せ、そこにしっとりした渋みが乗ります。ボディはミディアム。目の詰まった印象で、タイトさやハリ、しなやかさを感じる質感でした。ミネラル感もありますね。 会ではパスタの辺りで飲みましたが、相性はまずまず。ガッチリ噛み合う、と言う程ではありませんが、トマトの酸味や甘味、旨み、肉の旨みに対して柔らかに包み込むといった力関係だったでしょうか。 このワインにはやはり、鴨やシカなど旨みの強い赤身肉、あるいは鶏肉といったものが良さそうです。シンプルな焼きで肉の味わいと合わせたいところですが、香りにはフルーティな中にスパイスの複雑味もありますので、煮込み、あるいは茶色いソースをかけるなど、ちょっとしっかりした味わいでも面白いかもしれませんね。 均整の取れた味わいと香り、さらに、その香りには複雑さもあると、ブルゴーニュのピノを飲んでいる、と言う感覚をはっきり楽しめるワインでした。 輸出分は生産量の10%程度とかなり少なく、あまり見かけることのない生産者かも知れませんが、中々面白い作り手ではないかなと思います。 ドメーヌ・ジャフラン・ニュイサンジョルジュ 2009 赤750ml【ワイン(西)】 楽天内にはより古い2009ヴィンテージがありました。現在価格は6700円と言う事ですが、今回の2012はスーパーセールで3000円程度でしたのでかなり良い買い物だったかなと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年01月16日 22時49分29秒
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