テーマ:ワイン大好き!(30814)
カテゴリ:日本ワイン
今回は日本のシャルドネです。アサヒビールが手掛けるサントネージュのものになります。 サントネージュ・かみのやまシャルドネ2016。生産者サントネージュワインは、山梨県山梨市のワイナリー。昭和17年創業と言う事で歴史もありますね。地元山梨県の牧丘に自社畑を持っている他、山形県や北海道などにも契約農家さんがいるようです。本ワインも、山形県上山のシャルドネを用いたものとなります。 セパージュは、勿論シャルドネ100%。価格は、1800円程度です。 色は薄い黄色。結構淡いです。 香りは、開けたては樽の印象強め。やや湿った木の雰囲気があり、カスタードや蜜っぽさが続きます。この樽のニュアンスは時間とともに落ち着いていき、抜栓二日目になるとすっかり丸くなってくれました。その他の要素としては、メロンやメロンのフリーズドライ、リンゴ、温州ミカン、それに少々のオレンジピールといったフルーツ感や、白い花や酵母を感じる吟醸香といったものが感じられました。特に、フルーツは勿論吟醸香も結構存在感ありましたね。 味わいはバランス型で繊細なものです。開けたてなどは樽香に引っ張られるように果実味のインパクトはありますが、それも穏やかなもの。そこに、しっとり明るい酸がジワリと加わってきます。後口に掛けては旨みのような気配も。ボディはライト。しなやか滑らかな質感ではありますが、優しく、後口にかけては消え入るような印象すらありました。 食事との相性は結構様々。お寿司をつまみますと、赤貝やツブ貝と言った貝類の甘み、酢飯の甘みとワインの果実味、ネタの香りとワインの香りのしっかりした部分の相性の良さがありましたし、サーモンの脂のある旨みとの相性も良好。一方、ブリやトロといったパンチ力のあるネタには負け気味。 ただ、ローストチキン+トマトソースとの相性はよく、トマトのコクや甘味がチキンの旨みとワインの繊細な味わいの間を上手く取り持ってくれたようです。 その他、濃厚で大豆の香りと甘味のある充填豆腐+小田原屋の和ディップ大葉味噌とは、豆腐だけでも甘味と果実味、香りの相性がいいですし、味噌をつけることでそのコクや大葉、更には少々入っている青唐辛子の香りとワインの各要素が嵌りさらにいい相性に。 また、ジュレになったピクルスをパクチーサラダとサラダチキンに絡めて頂きますと、ピクルスの酸味や甘味、チキンの旨みや塩気、そしてパクチーの香りが、ワインの果実味やフルーティさにバッチリ。 味わいこそ柔らかですが、樽香やフルーツ香があり単独でも、と思いましたが、この食事との相性の幅広さ、良さを知ってしまいますとやはりこのワインは食中酒だなと。他にも、現代日本の日常の食卓に上る色々な料理との相性が良さそうで、価格的にも日本のテーブルワインとして楽しめるワインではないかなと思います。
地元のスーパーで買いましたが、他に赤もありましたのでそちらも次の帰省の際に試したいところ。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年03月03日 22時40分04秒
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