テーマ:ワイン大好き!(30808)
カテゴリ:ドイツワイン
今回はドイツのピノ・ノワール=シュペートブルグンダーです。いつものエルムンドさんのものではなく、ドイツ商事さんの取り扱いになります。 シュペートブルグンダー・トロッケン・ザンクト・ヤコブス2014。生産者であるブリッツィンゲン醸造協同組合は、その名の通り210もの組合員が所属する協同組合です。全組合員の所有する畑の面積の合計は実に198haにもなります。バーデンにある組合と言う事で、栽培品種はブルグンダー系などが多いそう。白ワインの方がやはり生産量としては多いですが、最近はシュペートブルグンダーの他、瓶内二次発酵でのスパークリングにも力を入れており、人気を博しているそうです。 価格は、6480円程度。 色は透明度もあるルビーカラーですが、ややガーネットっぽさもあったでしょうか。 香りは、ラズベリーやクランベリー、それらのドライフルーツといった赤果実のニュアンスが出ていますが、そこに下草や甘草的な要素、それに黒糖っぽさや麦チョコを思わせるような気配も加わり、甘さと複雑さを感じさせるものとなっています。また、バラなどの赤い花、軽いナッツっぽさ、黒い土やキノコといったようなものも。 味わいは、乳酸系の酸の印象が強く、アタックの段階から前に居る感じです。それが、旨みや渋みを伴っています。渋みは、口全体にガッと来る感じではなく、舌先を中心にじわりと、しかしそれなりの村z内観をもって感じられるといった所でしょうか。果実味は繊細なもので、背景的にふわっと広がっている感じ。ボディはミディアムですが、ハリと軽い硬質感を感じる質感でした。 今回は、イベントでつまみ無しで飲んでいます。 合せるなら、やはり赤い肉や鶏でしょうか。鴨のローストなどがあればベストでしょうね。味わいが繊細ですので、あまり強いソースと一緒にと言うよりは、シンプルに塩コショウがいいかもしれません。合鴨の焼き鳥とかでもいいかも。 後は、脂の強くない鹿肉、あるいはローストビーフなどもいいつまみになりそうですし、鶏なら焼き鳥でも鶏肉じゃがでも煮物でも色々行けそうです。優しい味わいにするならですが、オレンジ煮辺りにしてワインの要素とは違う香りを加えるとどうなるかも興味深いところ。 シャープ、とまではいきませんが、シュッとした印象のシュペートブルグンダーでした。この感じってやっぱりドイツワイン独特なのかなあと。しかし、香りの複雑さなどは中々のもので、一度ドイツのピノ・ノワールの飲み比べなんかやってみても面白そうだなと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年03月21日 23時38分54秒
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