テーマ:ワイン大好き!(30808)
カテゴリ:日本ワイン
今回も続けてロゼワインです。こちらは日本産。 アンサンブル・ももいろ2014。生産者はシャトー・メルシャン。国内でも最も古いワイナリーの一つであり、言わずと知れた日本ワインの第一人者ですね。栽培や醸造の技術の開発を行い、それを周囲の作り手と共有することで産地の工場にも大きく貢献してきました。近年では甲州に柑橘の香りを出す「きいろ香」の発見がありますね。アンサンブルシリーズは、複数品種をアッサンブラージュし、文字通り調和を楽しむシリーズです。 セパージュは、メルローを中心にマスカット・ベーリーAなど。産地も、長野や山梨など複数にまたがっているようです。価格は、1700円程度での購入です。 色は薄いルビー、と言えるほどに赤さのある座やかなロゼカラー。 香りはやはりフルーティ。イチゴやラズベリー、チェリー、微かなヤマモモ、ザクロといった赤いフルーツや白桃、アンズといったものが感じられ、更にドライイチゴの入ったホワイトチョコのような雰囲気も。そこに、ローズマリーなどの固めのドライハーブや、茎的な、硬い緑のニュアンスが加わったでしょうか。また、赤い花の要素も。 味わいは果実味の印象がきっちり。そこにしっとりした酸が加わり、後口にかけてキュッと感じられる軽い渋みと共に、全体の均整を取っています。また、柔らかなライトボディながらも膨らみがあり、ふわっと広がり優しくほどけるような印象の質感がその果実味や酸のバランス感とよく合っていました。 食事との相性では、ピザを合わせたところ中々のものでした。グリル野菜のピザとは、特にトマトとの相性が良かったですね。甘味と果実味の相性は勿論、香りの面でも、トマトの中にある軽い青さとワインの緑のニュアンスが噛み合う印象です。また、ラザニア風ソースのものとも相性がよく、ミートソースは勿論、ベシャメルソースのクリーミーさに対し、ワインの果実味や渋みが結構馴染みます。加えて、ピザの耳の部分がカリッと香ばしかったのですが、その香りとの相性も良かったです。 また、サワラの竜田揚げを合わせるとこれも行けました。魚との相性が凄くいい、と言う程ではありませんが、揚げ衣の香ばしさやコクも加わることで、魚の旨み、衣、ワインの果実味やフルーティさの連続性が出たかなと。 意外だったのが、こういったワインは生魚にも行けるだろうとカツオの叩きをつまんだところ結構生臭みを感じた事。渋みもあるものの、基本フレッシュなロゼではありますので行けるかなと思ったのですがやはり試してみないと分かりませんね。 肉類との相性は良さそうですし、竜田揚げの揚げ衣の味や香りにも負けませんでしたので、鶏や魚のから揚げでもつまんでみたいところ。そういったものが出やすい屋外、この時期とこのワインの色合いならまさに、花見の席で飲んでみたいワインでした。
こちらのお店では1404円と結構お安め。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年03月25日 22時43分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本ワイン] カテゴリの最新記事
|
|