テーマ:ワイン大好き!(30808)
カテゴリ:泡モノ!
と言う事で、今回から土着品種の白ワインの会のワインです。先ずはスパークリングから。 ル・カノン・ミュスカ・ダレクサンドリー。生産者はラ・グランド・コリーヌ・ジャポンです。その名の通り、フランス・ローヌでワイン造りを行っているラ・グランド・コリーヌの大岡氏が日本で始めたプロジェクトです。お子さんを日本で育てたいという思いがおありだったのと、日本の農家の高齢化やそれに伴う農地の荒廃の問題などを見て、さらに、ご自身の下へも相談が多いと言うワイン造りを志す若者たちのために、低コストでのワイナリー立ち上げと、マスカット・オブ・アレキサンドリア等の醸造利用、環境に適した新品種の開発などを行っていくそうです。 このワインは、ラ・グランド・コリーヌの元研修生と言う、倉敷市船穂の農家さんが有機栽培で育てたマスカット・オブ・アレキサンドリア100%で造られています。価格は2800円程度です。 色は薄い黄色ですが、それなりに色はありレモネード的。 泡は、キメはそれなりで勢いや量は程々なペティヤンスタイル。微発泡程度です。 香りは流石と言うべきか、マスカット香がバッチリ香ります。澱がしっかり残った自然派なスタイルのワインと言う事で、白い花や酵母のニュアンスがあり、開けたてなどは微かに硫黄っぽさもあったようにも思いますが、それらよりもマスカットが前に来ますね。そこに、若干のアニスなどのスパイスっぽさや、ミカン、レモンなどの柑橘も加わってきます。 味わいは果実味は極めて繊細、明るくもしっとりした酸は感じられるもののそこまで強くなく果実味に似合った繊細なもので、微発泡も相まってグビグビ飲めるドライなものとなっています。ボディはライト。滑らかでパリッとした、ミネラル感も感じられるようなものとなっており、それもガブ飲み感をより強めていたかなと。そこの方になるとオリが多いため、旨みのようなものも感じられたでしょうか。 会では、乾杯~前菜のところで飲みました。 前菜のカナッペ2種とはどちらも悪くありませんが、カマンベールの方がより嵌っていたでしょうか。なんといっても、マスカット香がちーすのクリーミーさに合います。味わいは旨みのあるドライなものなので、何にでも合わせやすいかと思いますが、チーズの優しい旨みとのバランス感は良かったかなと。加えまして、チーズに乗っていたリンゴジャムの甘みや上品乍らもしっかりした林檎の香りに対し、ワインの香りの華やかさやドライな味わいが寄り添い、チーズのコクやまろやかさも含め、一体感出ていたかなと。 また、このワインは良く冷やして乾杯に、つまみ無しで飲んでも十分楽しいものではありました。 マスカット・オブ・アレキサンドリアのワインは、辛口甘口どちらも飲んだことがありましたが、こういったペティヤンスタイルのものは初めてでした。成程、マスカットの華やかな香りと微発泡の泡がとても相性がよく、味わいも辛口好きの方々も納得できるかなというもので、このスタイルマスカットに合ってるなあと。 生産量もそう多くは出来ないでしょうし、今後も人気は続きそうですが、新ヴィンテージが出て来たらそれも是非抑えたいところです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年03月29日 22時44分34秒
コメント(0) | コメントを書く
[泡モノ!] カテゴリの最新記事
|
|