テーマ:ワイン大好き!(30807)
カテゴリ:フランスワイン
先日の土着品種白ワインの会のワイン、続いてはフランス・ローヌ地方のものになります。 ケラーヌ・ブラン・オー・クスティア2013。生産者はドメーヌ・ド・ロラトワール・サン・マルタン。南ローヌの、2016年にAOCとして認められたケラーヌと言う産地のワイナリーで、300年以上の歴史を持ちます。栽培ではビオディナミを行い、醸造は野生酵母ですが、栽培は昔からその方法でやっていたから、醸造はテロワールを反映させ個性を出し他の生産者と差別化するために行っているのだとか。 セパージュは、マルサンヌ、ルーサンヌ、ミュスカ、クレレット、ヴィオニエと5種類のブドウです。ローヌの土着品種と言っていいかと思いますが、流石フランスのブドウ、新世界でローヌブレンドを志向する生産者などはこういったブドウを用いていますね。価格は4320円程度ですが楽天内に2013ヴィンテージはもう見かけません。 色はツヤのある黄色。しっかり目です。 香りは干しブドウやラムレーズンを思わせるニュアンスが感じられたのが特徴的でした。そこに、バナナや洋ナシ、カリン、それにミカンや微かなオレンジといったフルーツ、白い花、グリーンオリーブの要素や、若干のオリエンタルスパイス、それに乾燥のタイムやローズマリーなどのハーブっぽさ等が加わります。 味わいは果実味しっかりのアタックがあります。酸はその果実味の中からジワリと出てくるような感じですが、わりにトーンが高く明るさのある酸です。後口にかけては果実味より印象が強まるほど。ボディはミディアムで、エキス分がありある程度の量感を感じます。 会では、魚のメインのところで飲みましたがこれはバッチリでした。 まず、ワインの量感がソースのクリーミーさに、果実味が塩気や旨みのある味わいによく嵌ります。そこに、魚の旨みや皮目の香ばしさが加わることで、より重層的な味わいとなり深みを感じられました。 このワインには、やはりお寿司や刺身より、こういった味わいのしっかりした魚料理や、あるいは鶏、豚などの白い肉の料理が良さそうですね。 ローヌの白、ましてこういったセパージュのワインの経験はあまりありませんが、干しブドウっぽさがはっきり出ていて面白かったです。今回はいつも以上に特徴あるワインが多かったですが、その中でもひと際インパクトありました。 ケラーヌ・ブラン・オー・クスティア [2014] (ドメーヌ・ド・ロラトワール・サン・マルタン) Cairanne Blanc Haut Coustias [2014] (Domaine de L'Oratoire St. Martin) 【白 ワイン】【フランス】【コート・デュ・ローヌ】 楽天内には2014ヴィンテージがありました。2013は暑かった年ですが14だとどう違うのか興味深いところです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年04月04日 22時40分05秒
コメント(0) | コメントを書く
[フランスワイン] カテゴリの最新記事
|
|