テーマ:ワイン大好き!(30793)
カテゴリ:日本ワイン
今回は、島根ワイナリーさん訪問の翌日にお邪魔した、奥出雲葡萄園さんで飲んだワインです。 甲斐ノワール2016。奥出雲葡萄園さんでは自社畑もお持ちですが、この甲斐ノワールは画像にもありますように鳥取県の八頭で栽培されているものになります。甲斐ノワールは、ブラッククィーンにカベルネ・ソーヴィニヨンを交配した品種で、甲斐の名の通り山梨県が作った品種ですが、中国地方でも中々面白い存在になっているようです。 価格は、2700円です。 色はしっかり黒紫で透明度も0。この色づきは甲斐ノワールならではかなと。 香りは、やはり黒いニュアンスが出ており、ブラックベリーやプルーンのドライフルーツ、あるいはジャムといったものを感じますし、黒コショウやブラックオリーブ、黒い土、それに少々のカラメルっぽさも。その他、ダークチェリーや赤ベリー、ヤマモモといった赤系フルーツのコンポートや、根菜、茶色いスパイスといったものも。 味わいは、温かみのある柔らかな果実味のアタックがありつつ、明るい酸も存在感があり、トータルとしてジューシーさのあるバランスだったかなと。渋みは後口にかけてそのジューシーさをキュッと締める感じ。ボディはミディアム程度でしょうか。滑らかな質感で、ちょっと硬質さを感じるような印象です。 ワイナリーでは、ランチプレートと共に頂きました。プレートのメニューの中では、やはりトリッパのトマト煮込みやシカ肉のハムといったものとの相性はバッチリ。トマトの酸味と香り、トリッパの旨みやコクにワインの果実味やフルーティさが合いますし、鹿肉の旨みにもワインの質感、果実味がいいですね。 ただ、より嵌ったのがタマネギのオーブン焼き。甘さと香ばしさのある香りにワインの香りががっちり噛み合いますし、タマネギの甘さに対しても、果実味と酸が違和感なく一体感を見せます。 その他、青菜のおひたしやエビのカクテルなんかとも結構いけて、しっかりしたワインながら食事との相性は幅広いようです。 勿論、南米や中央オーストラリアのワインの様にそこまでガツン!としたワインではありませんが、日本ワインの赤は軽い・薄いという印象をお持ちの方には是非一度試して頂きたいワインかなと思います。 しっかりしている、しかし、日本ワインらしい上品なそれ、と言う世界観がありました。 色合いはこんな感じでした。 [2016] 甲斐ノワール 赤 720ml 奥出雲葡萄園 [島根] KAI NOIR / OKU-IZUMO VINEYARD 楽天内にも投稿時点で1か所扱いがありました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年05月20日 22時46分59秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本ワイン] カテゴリの最新記事
|
|