テーマ:ワイン大好き!(30789)
カテゴリ:泡モノ!
さて、大分間が空いてしまいましたが、ここからは5月に行いました甲州飲み比べ会のワインです。先ずはスパークリングから。 キスヴィン・甲州スパークリング2017。生産者キスヴィンワイナリーは、2013年に山梨県甲州市に誕生しました。ただ、プロジェクト自体は2005年からスタートしており、3名の栽培家さんが良質なブドウを作り、それをシャトー酒折でワインにしていました。そんなキスヴィンが、醸造家の斎藤まゆ氏を迎え、自社醸造を開始しました。 本ワインに使用されているのは甲州のリザーヴワインだそうで、炭酸ガス注入方式で造られています。価格は3000円程度。 色は薄い黄色で、若干の灰色ないしピンク感も見えたでしょうか。 泡は勢いしっかりですが、炭酸ガス注入ながら決して粗い印象はありません。 香りはフルーティな印象で、白桃やリンゴ、軽い洋ナシに、ミカンなどの黄色い和柑橘やレモンピールの雰囲気もあったでしょうか。加えて、遠くに少々の南国フルーツっぽさも。そこに、白い花や酵母っぽさ、さらに若干のラムネや薄荷っぽさ?といったものが加わりました。 味わいは、しっとりした果実味のアタックがキッチリありますね。そこに、明るく太い酸が続きます。ボディはライトですが、ハリや膨らみを感じるものではありました。 会では最初に飲みましたが、瀬戸内産車エビの天ぷらにはよく合いました。身の甘みとサクッとした衣の食感に対しても、果実味や泡の質感が好相性ですが、それ以上に良かったのが頭の部分。殻の香ばしさに対し、ワインの酵母っぽさが想像以上にカッチリ嵌る感じで、中々面白い組み合わせを見つけられたなと。 このワインなら合わせられる食事の幅は広そうです。和食系で、お刺身や柚子を添えた椀物などもいいでしょうし、上記香ばしさとの相性に注目して、海老以外にもサワガニのから揚げなんか合わせてみたいところ。 今日も随分と暑くなりましたが、これからの暑い時期に、夏の食材を使った和食とよく冷えたこのワインで涼やかに楽しみたい、なんて思わせてくれる1本でした。川床なんかで開けたら最高でしょうね。 [2017] キスヴィン 甲州 スパークリング 750ml キスヴィンワイナリー [山梨] Kisvin Koshu sparkling / Kisvin. Inc 楽天内では、写真のお店で現在3002円。この位の価格帯のシャンパーニュもありますが、他の品種・産地のスパークリングとはまた違った魅力があるかなと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年06月25日 23時14分12秒
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