テーマ:ワイン大好き!(30785)
カテゴリ:ドイツワイン
まだまだ続きます先日の天ぷら屋さんで甲州飲み比べ会のワイン、続いてはドイツの甲州です。 ラインガウ甲州・ミッテルハイマー・エーデルマン2014。生産者はショーンレーバー・ブリュームライン。1976年設立の新しいワイナリーですが、1700年代創業という歴史ある2つの生産者の末裔たちが結婚してできたというものです。ラインガウの銘醸地ミッテルハイムに畑を持ち、その約4割は特級となっています。甲州は、2003年にドイツに渡り植えられたそうです。 価格は、3000~4000円程度です。 色は青みがかった薄い黄色ですが、少々のツヤ感も。 香りは、ハチミツやマスカットっぽさ、さらに黄色い花やリンゴ、グレープフルーツやスイーティ等の柑橘のニュアンスなど、何処かドイツのリースリングやミュラー・トゥルガウを思わせる雰囲気があるのにびっくり。そして、その雰囲気の中に、白い花っぽさや微かなバナナ、それに白桃、和梨、メロンなどの要素が感じられました。 味わいは香りに似合ったフルーティなものです。ジューシーな果実味がメインの要素としてアタックから後口にかけてまで印象を残し、そこにフレッシュな酸が加わります。また、温度上昇によって後口にかけての軽い苦みも現われてきました。ボディはライトで、ハリや透明感を感じるミネラリーなものなのは流石ドイツといった所でしょうか。 会では、やはりサヨリの梅紫蘇揚げ、ナス田楽、アナゴの辺りで飲みました。 サヨリの梅紫蘇揚げとはまずまずで、梅紫蘇の香りとの相性というよりも、サヨリの旨みや甘味に対し、ワインの果実味や香りが合うといった感じでした。ナス田楽とは可もなく不可もなく程度。 一方、アナゴとの相性は良好で、アナゴのしっかりした味わいや脂にワインの果実味や酸が丁度馴染む感じですし、ミネラリーさと身の食感や衣のさっくり感の相性もいいです。香りの面でも、アナゴ独特のそれ、さらには骨の香ばしさといったものに、ワインのフルーティさ、花の雰囲気といったものが合いました。 ドイツの甲州の存在は以前から知っていましたが、まだ飲んだことが無く今回初めての体験となりました。甲州の雰囲気は間違いなくあるのですが、ただ、飲んだ感覚としては紛れもなくドイツワイン、といった所で、ところ変わればこうなるんだなあと非常に興味深かったです。 その石灰質な土壌の影響でしょうか、魚との相性は非常によく、和食洋食色々な白身魚と合わせてみたいようなワインでもありました。 ドイツワイン ラインガウ甲州 ミッテルハイマー・エーデルマン 楽天内では、こちらが現在3218円と最安値のようです。日本ワイン好き、甲州好きの方にとっては日本の甲州との違いを楽しめ、かつ、最近の辛口ドイツワインの入り口としても面白いのではないかなと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月01日 23時34分17秒
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