テーマ:ワイン大好き!(30784)
カテゴリ:日本ワイン
6月のブロガーイベントでのサントリー登美の丘ワイナリー訪問時のワイン、ここからは赤。先ずは登美の丘の赤です。 登美の丘・赤2016。その名の通り、登美の丘ワイナリー産のブドウ100%で造られるシリーズで、その中でも赤の基本的なレンジのものになります。2016年は台風の多い厳しい年となったそうですが、その分丁寧な選果と収穫時期への拘りにより、品質の高さを維持しています。また、自園のブドウが使えるようになったことから、「日本産」の個性の表現の実験として、この年から少しですがマスカット・ベーリーAをセパージュに加えています。 と言う事で、セパージュとしましてはメルロー52.6%、カベルネ・ソーヴィニヨン23.9%、カベルネ・フラン12.7%、プティ・ヴェルド10.5%、マスカット・ベーリーA0.3%となります。価格は、カタログ価格で4000円程度。 色は赤紫。透明度も低めですが、軽くガーネットも見えました。 香りは注いでいただいて直ぐは、閉じ気味ながらもカシスやmクランベリーなどの赤ベリーに黒ベリー、黒コショウや茶色いスパイスといったものが感じられました。それが、時間経過でイチゴっぽさなど赤ベリー感が強まり、加えてトマト、赤い花や紫の花、キノコ、更には若干の杏仁豆腐やそこに入っている小豆っぽい雰囲気が現れて来て、0.3%のマスカット・ベーリーAがその存在感を見せてきた感じです。 味わいはしっとりした酸が前に出つつ、柔らかで繊細な果実味がそれに寄り添う、渋みはそれらの要素より若干後口にかけて前に出てくる、といったバランスですが、基本各要素優しいですね。また、ミネラル感も感じられました。ボディはミディアム程度。しなやかで締まりは感じるものです。 このワインは懇親会では頂きませんでしたが、椎茸納豆ブルゴーニュ風と合わせるとどうなるのかはかなり興味深いところ。昔、納豆を使った料理にアルゼンチンのカベルネ・ソーヴィニヨンを合わせて結構良かった記憶があります。 まあ、手堅く行くなら赤身の肉、ローストビーフや鴨のロースト、鹿肉などでしょうね。また、懇親会で頂いた鮪の焼き霜などの赤身の魚にも良さそうです。 ベーリーA、わずか0.3%ですが、試行錯誤の結果の割合と言うお話でした。なるほど、時間経過で現れるベーリーAの存在感を考えますとこれ以上増やすと味のメインの要素を持っていかれそうですし、いいところなのだなと。この登美の丘・赤は過去ずっと作られてきたワインですが、この2016はこれまでのものとは一線を画す雰囲気がありますよ! 【よりどり6本以上送料無料】 サントリー登美の丘ワイナリー 登美の丘 赤 2016 750ml 赤ワイン 日本 楽天内では現在3780円が最安値のようです。過去のヴィンテージとの飲み比べはかなり面白いのではないかなと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月15日 22時38分48秒
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