テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:ドイツワイン
先月のちょっと熟成したワインの会のワイン、続いてはドイツの辛口リースリングになります。 デュルクハイマー・フロンホフ・リースリング・シュペトレーゼトロッケン2002。生産者ライヒスラート・フォン・ブール家はファルツ地方で150年の歴史を持つワイナリーです。バッサーマン・ヨーダン。ビュルクリン・ヴォルフとともに、ファルツの3Bと称される造り手で、ダイデスハイム村を拠点とし優れた畑を多数所有しています。今回のようなバックヴィンテージが、手頃な価格で手に入れやすい造り手でもあり、個人的にワイン会では重宝させて頂いています。 セパージュは勿論リースリング100%。シュペートレーゼ=遅摘みの、トロッケン=辛口となります。価格は、楽天内で1880円でした。 色はべっこう色というくらいの、ツヤがありつつもタマネギの皮的な赤茶感すら感じるほどのものです。黄色と言う表現では収まりませんね。 香りは蜜やメープルシロップ、さらに遠くにですがカスタードやカラメルまで感じられるなど、熟成リースリングの雰囲気満点。ペトロールっぽさも少々出ています。一方でフルーツ感もあり、オレンジやグレープフルーツ、さらに柑橘の皮といったもの、それに、フレッシュフルーツではありませんがリンゴ飴のようなニュアンスも。その他、軽くスパイスや乾燥ハーブの気配もあったでしょうか。 味わいは、やはり若いトロッケンとは違い酸の印象はしっとり優しくはなっています。ただ、ミネラルを伴い、アタックに柔らかく広がる熟成の甘みの中にビシッと入っています。ボディはミディアムライトくらいでしょうか。滑らかで透明感を感じる質感ながらも、エキス分や少々の粘性を感じるものでした。 会では、やはりチーズプレートのところで飲みましたが、ブルーチーズにはやや押され気味ではあったものの、風味の相性は悪くありませんし、他の熟成コンテや白カビ系などとの相性はバッチリでした。やはり、メープルシロップ的な深く甘いニュアンスが、熟したチーズの複雑な旨みによく合います。 このワインは、こういったチーズなどをつまみに頂くのが良さそうですが、白いソースで頂く肉料理などとも面白そう。鶏肉のフリカッセなどは勿論、鹿肉などのあっさりした赤身肉とクリームやチーズ、キノコなどのソースのお料理なんかにも合わせてみたいところ。後はやはり焼き鳥や焼きトンなんかでしょうか。タレの甘さとも会いそうです。逆に、生魚系は叩きなどひと工夫したものの方がいいのかもしれません。 熟成による華やかな香り、まだ酸に力は十分ありつつもバランスのいい味わいと、楽しめるワインでした。他の参加者の方々も、辛口ドイツリースリング、それも熟成したものと言う事であまりご経験が無かった部分もおありだったようですが、それでも非常に印象的だったようです。 過去何度かやっていますコスパワイン会の派生としての会でしたが、価格も2000円以下と、まさにハイコスパな熟成ワインだったと思います。 フォン・ブール デュルクハイマー フロンホフ リースリング シュペトレーゼ トロッケン 2002 【ドイツワイン】 楽天内では1か所のみ扱いがあり、1880円です。自分で楽しむのは勿論、ワイン会でもインパクト抜群でしょうね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年07月25日 22時25分29秒
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