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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2018年07月29日
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カテゴリ:日本ワイン
  • KIMG3674.JPG

6月のちょっと熟成したワインの会のワイン、続いては今回の会はこれが飲みたいがために企画いたしました、ちょっとどころではなく熟成したワインです。
シャトー勝沼 赤1965。生産者シャトー勝沼は、その名の通り山梨県の勝沼にあり、1877年創業という、日本最古参のワイナリーの一つです。試飲・見学は勿論、レストランやパン屋さん、更にはジュエリーショップまで併設されているという立派なワイナリーで、更に、鳥居平という勝沼でもトップクラスの畑で昔からブドウ栽培を行っています。
セパージュは、マスカット・ベーリーAとブラッククイーン。やはり、時代的に欧州系品種より国産品種がメジャーだったという事でしょうね。

はレンガ色です。ただ、オレンジ!と言うよりは赤さを感じるもので、透明度もありややルビー的な雰囲気も。ただ、当たり前ですが澱が多いので直ぐ濁ります。

香りは干しブドウやラムレーズン、加えて軽いドライトマトっぽさもあり、古酒の雰囲気バッチリ出ています。また、若干の腐葉土的土っぽさやプラム、梅の甘露煮といったもの、黒蜜のニュアンスといったものも感じられました。面白かったのが、時間経過でそれらの要素の奥に微かにですがラブルスカ的なイチゴキャンディの気配が感じられたこと。50年以上の時を経ても残っていたというのは驚きでした。

味わいはこれぞ熟成の甘みと言うべきものがはっきりと感じられます。フレッシュさはありませんが、落ち着いた、和菓子の様ですらあるものです。酸も実は残っています。尤も、極めて繊細でおとなしいものではありますが。また、渋みも後口にかけてほのか~に出ています。ボディは紛れも無くライト。そぎ落とされた、と言う印象を受け、クリアーさすら感じるものでした。

これにチーズを合わせるのは難しいかなと思いましたが、熟成コンテくらいでしたら干しブドウっぽいニュアンスや甘味と噛み合いいいつまみになってくれました。
また、澱に近いところになりますと渋みの印象なども多少増すのですが、その辺とラザニアの相性が中々良かったのが驚き。香りがしっかりしていることと甘味がある事もあり、ミートソースの酸味やコクに馴染んでくれました。

非常にいい状態で、芳醇な香り、熟成の甘みを感じられ、古酒を堪能できました。何より、これがベーリーAとブラッククイーンが使われた、53年前の日本ワインだというのが驚きです。正直、もう落ちているかなと思い他の赤よりも先に飲みましたが、これが最後でもよかったくらいです。
エシェ蔵さん、大変貴重なものを本当にありがとうございました!

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最終更新日  2018年07月29日 23時21分53秒
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