テーマ:ワイン大好き!(30784)
カテゴリ:日本ワイン
今回は洋菓子でお馴染みのシャトレーゼが作る甲州です。 ドメーヌ・シャトレーゼ甲州2015。生産者シャトレーゼ勝沼ワイナリーは、2000年に勝沼の日川のそばに作られたワイナリーです。シャトレーゼを一代で築き上げた齊藤寛氏は勝沼のブドウ農家の生まれだったことから進出したそうです。多くの観光客を受け入れ、よりお手頃なワイン造りを行うベルフォーレワイナリーに対し、こちら勝沼ワイナリーは自社畑のものを中心に、契約農家のブドウも用いるブティックワイナリーです。 と言う事で、こちらも自社管理畑の甲州で造られています。価格は2160円程度。 色は極薄い黄色。 香りは、ステンレス熟成だけでなく樽熟成のワインをブレンドしていると言う事でか、ベッコウアメっぽさや微かなクレームブリュレ、オレンジピールの気配が感じられました。そこに、洋ナシや和梨、白い花、カボスなどの緑の柑橘や、温州ミカンと言った黄色い柑橘、そしてモモっぽさと言ったものが加わります。また、軽く蜜っぽい余韻が残りました。 味わいは穏やかなものです。果実味の軽いアタックがありつつ、ほんのりとした酸とミネラル感が感じられます。ただ、酸は後口にかけて広がりを見せました。また、その後口には定番の軽い苦みが。ボディはライトです。滑らかさがありサラッとした質感。 食事との相性は幅広いですね。 カボチャやレンコンの天ぷらをつまみますと、野菜の甘みに対し果実味が馴染みつつ、酸や香りがアクセントになっていい相性ですし、お刺身ではイカの甘みや食感、マグロの滋味にも噛み合います。お寿司なんかは大体どれも相性がよく、中でもやはり甘海老の様に甘みのある物がよく馴染みました。また、味噌ベースで五目豆をしてみましたが、昆布だし+味噌の味わい、豆の香りや旨みにもバッチリです。 一方で、ピッツァマルゲリータともよく合い、チーズのコクやバジルの風味、生地の味わいに対しては勿論、トマトの甘み酸味に対し、ワインの味わい、香りの相性が非常に良かったです。また、甘みのあるものと言う事で、タマネギのグリル+バルサミコソースなんてものも合せてみましたがこれまたいい相性で、ワインの香り、なかでも蜜っぽい余韻や樽由来と思われる要素がある点が大きかったかなと。 フルーティな中に樽のニュアンスがある、それが程よい感じだったのが食事との相性の幅広さにつながったのかなと。まさにフードフレンドリーな1本で、ワイン自体のバランスの良さもあり、抜栓初日でかなり進んでしまいました。 シャトレーゼベルフォーレワイナリー 勝沼ワイナリー ドメーヌ シャトレーゼ 甲州 2016 750ml 辛口白ワイン 楽天内には現在、今回飲んだものの次のヴィンテージである2016とその次の2017があるようです。今回のワインとは樽のニュアンスの出方に違いがあるかもしれませんね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年08月12日 23時01分46秒
コメント(0) | コメントを書く
[日本ワイン] カテゴリの最新記事
|
|