テーマ:ワイン大好き!(30785)
カテゴリ:日本ワイン
今回は日本のロゼです。今やシャトー・メルシャンを代表する畑ともいえるマリコヴィンヤードのブドウを使ったものになります。 マリコヴィンヤードロゼ2016。生産者シャトー・メルシャンは言わずと知れた日本でも最古参のワイナリーの一つで、山梨県の勝沼にあります。マリコヴィンヤードは、シャトー・メルシャンが高品質なブドウを得るべく、長野県上田市丸子に2003年に作られた圃場です。現在では、シャトー・メルシャン最大の自社管理畑となっています。そんなマリコヴィンヤード近くに、来年秋にはワイン法を考慮してか新ワイナリーが出来るそう。また、今年の9月には塩尻にも桔梗が原ワイナリーが出来るのだとか。 セパージュは、シラー34%、メルロー29%、カベルネ・フラン26%、カベルネ・ソーヴィニヨン11%。全てマリコヴィンヤード産です。価格は2000円程度。 色は赤さのなかに少々のオレンジを感じる、しかし淡い雰囲気のあるロゼ色です。 香りは赤ベリーっぽさがよく出ていますが、それだけではなく、赤フルーツ系でもマラスキーノやアセロラ、ピンクグレープフルーツと言ったものも感じられます。また、トマトや軽い金時人参的な赤い野菜っぽさも。その他、トーストやキノコ、若干のホワイトチョコ、オイリーさも。また、シラー主体の為か茶色いスパイスの気配が割と感じられたのは印象的でした。 味わいは果実味はアタックに広がりこそすれ優しいもので、ほんのりと言った所。そこにしっとりした酸が加わり、後口にかけて明るい印象を残します。また、その後口には微かな渋味のようなものもあり、トータルとしてしっかり辛口な印象。ボディはライト。透明感のある、白ワイン的な質感でした。 食事との相性では、赤ワイン的な香りもありますが、何だかんだやっぱりお寿司がいいつまみでした。 中でも手堅いのは鮪やサーモンと言った色の似たもの、カニやエビと言った甘味のあるものです。マグロの味わいにワインの質感が馴染むのは勿論、薫の相性の良さもありました。一方、サーモンはやはりその脂とワインの軽い渋みなどの相性ですね、カニエビは甘みと果実味ですが、香りの中の赤いフルーツっぽさも割と嵌っていました。 あと、面白かったのがゴーヤチャンプルー。ゴーヤの苦味や青い風味に対し、ワインの渋味や酸、そして赤いフルーツっぽさが意外なほど合います。 また、そのゴーヤチャンプルーと一緒に冷汁も食べたのですが、これがなかなか行けており、香味野菜の風味は勿論、そもそも味噌の風味と相性がいいようです。 フレッシュな赤いフルーツのニュアンス、だけではない、スパイシーさがあったり、味わいでも果実味に振れ過ぎない辛口さがあり、シリアスさも見せるロゼでした。この時期に冷やして頂くのは勿論、通年色々な季節の食材と合わせて楽しめるワインではないかと思います。 シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード ロゼ 2016 Chateau Mercian Mariko Vineyard Rose 楽天内では現在こちらのお店で1880円で売られているだけのようです。2000円以下と言うのはかなりポイント高いですね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年08月22日 22時40分09秒
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