テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:泡モノ!
先日の中華料理とロゼワインの会のワイン、続いては広島県福山市のスパークリングです。 キュヴェ・ローズ・ブリュット。生産者福山わいん工房は2016年に福山駅前からほど近い、ローズナード霞商店街という商店街の中に出来た都市型ワイナリーです。幾つか山梨産ブドウを用いたもの等もありますが、主に地元産の原料を用い自社畑も所有しています。その特徴としてはやはり、オーナーさんがシャンパーニュでの修行のご経験もあるとの事で、基本的に泡ものを作っているという事。一部、マスカット・ベーリーAを使ったコトー・フクヤマノワというスティルワイン赤も手掛けていますが…。 と言う事で、このワインも福山市蔵王町と瀬戸町のマスカット・ベーリーA100%です。価格は、2700円程度。 色は淡い色合いで、ピンクに紫を感じるといったものす。 泡は流石瓶内二次発酵だけあって勢いはありつつもキメは細かいですし、持続力もあります。 香りは酵母や白い花、バナナっぽさと言ったものを感じました。バナナっぽさにつきましては、酵母っぽさにベーリーAらしいイチゴキャンディーのニュアンスが合わさったものと言った方が正確かもしれません。ということで、イチゴやイチゴキャンディーの要素が感じられ、さらにその他赤ベリーや赤い花、それこそバラの花のような雰囲気もありました。加えて、若干の蜜っぽさやドライイチゴ入りホワイトチョコのようなものも。 味わいは繊細で大人しい果実味が、旨みを伴いつつ優しく広がります。その背景には、しっとりとした酸が感じられ、後半にかけて若干前に出てきます。また、後口にかけては軽い渋みも。全体の印象としてはきっちり辛口です。ただ、ドライ!と言う程乾いた感じではありません。ボディはライト。泡の勢いもあるでしょうが、パリッとした質感です。 会では、フグの揚げ物+あんかけのところで飲みました。 相性は、他のワインが山椒などの香りとワインの香りの噛み合いなどを感じさせるのに対し、このワインは、やはり日本ワインと言うべきか、あんかけの旨みとガッチリ嵌ると言った印象です。 赤や青の唐辛子の風味と、ワインのラブルスカ+酵母のニュアンスの相性も悪くありませんが、ワインの旨み、穏やかな味わいとあんかけの強い旨みの組み合わせの華やかさの前では1歩下がらざるを得ませんね。 華やかなスパークリングワインですが、やはり、出汁、旨みによく合うのだなあと。ただ、今回のお料理は中華料理と言う事で、カツオ昆布の日本食とは旨みの種類が違うでしょうし、そういった日本の出汁との相性もぜひ見てみたいところです。 キュベ ローズ ブリュット 750ml / 福山わいん工房 [広島] Cuvee Rose brut 楽天内では現在こちらのお店等で2700円です。スッキリした味わいで、日常の食卓や居酒屋メニューにも楽しそうです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年09月14日 10時54分31秒
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