テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:フランスワイン
先日の中華料理とロゼワインの会のワイン、続きましてはフランス・ブルゴーニュのものになります。 マルサネ・ロゼ2007。生産者ジョセフ・ロティはドメーヌとして10代以上続く歴史ある、ジュヴレ・シャンベルタン村のワイナリーです。その歴史に由来する古木を多く所有しており、リュットレゾネで栽培しています。厳しい収量制限を行う造り手は多いですが、ジョセフ・ロティはその先駆けでもあります。醸造時には1年近い樽熟を行い、長期熟成型のワインを造っています。 セパージュは勿論ピノ・ノワール100%。ロゼ用のアペラシオンのブドウを用いています。価格は、同ヴィンテージのものは楽天内で3888円。 色は熟成の影響かもうオレンジと言っていいほどのもの。夕焼け色です。 香りにも、フルーティさはあり赤ベリーやチェリーのニュアンス、ピンクグレープフルーツっぽさを感じるものの、アンズや黄桃、それに梅っぽさといった要素が見え、タイムやローズマリーの乾燥ハーブの気配と共に熟成を感じさせます。加えて、バラの花や紅茶、それに微かな蜜っぽさと言った要素もあったでしょうか。 味わいは酸が基軸ですが、若いうちは強かったであろう雰囲気は持つものの、こなれて落ち着いたものとなっています。そこに、意外と存在感を見せる果実味が拡がってきます。旨みもあり、立体感・奥行きを感じます。ボディは一応ライトと言えるレベルですが、エキス分があります。 会では、紅茶漬け鴨肉の燻製のところで飲みましたが、まあ合わないわけがないという組み合わせですね。 鴨の旨みや塩気に対してワインの酸、果実味が合うのは勿論、肉の穏やかな燻製香とその奥に見え隠れする紅茶の気配に対しワインのフルーツ香や紅茶っぽさがドンピシャです。そのままでもいい相性ですし、添えてある味噌をつけても、その甘辛さがまたワインの果実感に馴染み、味噌有り味噌無しどちらもいい相性でした。 このロゼは評判も良かったという事で2005、2006ヴィンテージを飲んでいるのですが、それはもう7年も前の話。今飲む2007は当時のそれらとはやはり違いますね。ロゼも熟成するんだということ、そして、熟成したロゼの魅力をしっかり見せてくれるワインでした。 [2007] マルサネ ロゼ 750ml ジョセフ・ロティ Marsannay Rose / Joseph Roty 楽天内では現在2014、2015くらいが多いようですがこちらはこの2007ヴィンテージをまだお持ちです。値段は若いものより高いですが、その価値は十分あるのかなと。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年09月17日 23時27分43秒
コメント(0) | コメントを書く
[フランスワイン] カテゴリの最新記事
|
|