テーマ:ワイン大好き!(30784)
カテゴリ:日本ワイン
今回も、先日レストラン・レオーニさんで頂いたワインです。前回に続いての日本ワインです。 サンジョヴェーゼ2016。生産者はファンキーシャトーです。長野県の上だから西へ行ったところにある青木村のワイナリーで、醸造所完成は2011年。葡萄栽培自体は上田で2008年からされているそうですが、その後青木村の協力のもと同村内の観光農園跡地をブドウ畑にしました。畑では施肥や農薬を控え、除草剤は無し。醸造時も自然発酵・無濾過・無清澄で行っています。 セパージュはサンジョヴェーゼ・グロッソ85%にシラー15%。 色は赤黒さのあるガーネットと言った所でしょうか。透明度は高め。 香りは、ラズベリーやブルーベリー、ブラックベリーと言ったベリーフルーツや赤ベリーのジャム、加えて少々の下草っぽさや紫の花と言ったものを感じました。また、時間経過で結構変化があり、上記ベリーのニュアンスに加え、シナモンなどの茶色いスパイスがよく感じられるようになり、さらに微かな山椒っぽさも。その他、紅茶やチョコレート、赤い花、それに微かな小豆のニュアンスなども出てきました。 味わいは、注いでいただいて直ぐは開けたてだったという事もあり閉じ気味。大人しい果実味を背景に、シュッとした酸とじわりと拡がる渋みが感じられるといった程度。それが、時間と共に果実味が開いてきました。と言いましても、ガツンと前に出る、といったようなものではなく酸や渋みよりは優しいものではあるものの膨らむ、と言った程度ではありますが。ボディはミディアム。ハリや密度を感じました。 当日は、メインのソーセージに合わせました。ソーセージとも相性がよく、肉の質感や旨み・脂に対しワインの酸や渋みが噛み合いますし、オレガノなどのハーブ香とワインの開いてからのスパイシーさがこれまた馴染みます。 また、ワインが開いてから少し感じられるようになった小豆っぽさと、ソーセージの下に敷かれていたレンズマメの煮込みの、豆の香りとの相性も間違いなし。どこか似た要素があったのかなと。 レオーニさんでは以前、ファンキーシャトーさんのシャルドネを頂いたことがあり、その華やかさに驚かされましたが、こちらのワインも、スパイシーさや味わいのバランス感など、流石の完成度。サンジョヴェーゼ・グロッソ主体と言う珍しいセパージュですが、珍しさだけではない魅力あるワインでした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年09月25日 22時57分39秒
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