テーマ:ワイン大好き!(30784)
カテゴリ:ワイン会
以前から個人的に好きでよく飲んでいますオーストリーワイン。飲み始めた頃には、ヴァッハウのFXピヒラーやカンプタールのブリュンドルマイヤーと言った所位しか選択肢がありませんでしたが、近年はそういったメジャー生産者に加え、新しい造り手のワインが色々なインポーターによって輸入されています。
そこで、そういった新しいものを中心に、色々とオーストリーワインを飲む会を開催しました。会場は、レストラン・レオーニさん。先日ランチにお邪魔したのはそのお話をさせて頂くためでした。 オーストリーワイン会は、その相性の良さから過去和食やお寿司のお店で行う事が多かったのですが、以前、東京の銀座ハプスブルク・ファイルヒェンさんでランチを頂いた際、結構フレンチ的な雰囲気も感じられたことから、一度フレンチでやってみたいと考えておりました。レオーニさんでは、お昼は南仏の地料理といった雰囲気のものを頂けますが、夜は結構モダン・フレンチ的なお料理を頂けますことから、それとのマリアージュを今回試してみることに。 飲んだワインは以下の7種です。また詳細は個別記事にします。 1、ペーター&パウル ペット・ナット2016 1種類目はスパークリングです。ビオディナミの開祖ルドルフ・シュタイナーはオーストリー人ですが、最近はオーストリーワインも栽培時は勿論、醸造時もナチュラルな作りをするワインが増えています。こちらもペット・ナット=ペティヤン・ナチュレルスタイルで造られています。しっかり辛口な微発泡でした。 2、ウーラー ウィーナー・ゲミシュター・サッツ・ミッテルベルク2016 2種類目はウィーンのゲミシュター・サッツです。ツァーヘルのホイリゲから有名になったオーストリーのゲミシュター・サッツですが、近年は日本でも手に入る種類が増えましたね。こちらも、新しい造り手のものになります。キレイさがありつつ、香りも味もしっかりしたワインでした。 3、ハギャル・マティアス グリューナー・フェルトリーナー・モランザー・ベルク2014 こちらはカンプタールのグリューナー。近年はソーヴィニヨン・ブランなど品種面での選択肢も増えていますが、やはりグリューナーは外せませんね。カンプタールらしいフルーティさがありつつ、香りには複雑さも感じられるワインでした。 4、ヘプラー グリューナー・フェルトリナー2012 続いてもグリューナーです。赤ワインでお馴染みのブルゲンラント産となりまして、3番と産地違いの飲み比べとなりました。ヴィンテージの差もあるでしょうが、やはり果実味の強さ等は大きな違いだったかなと。 5、マインクラング ピノ・ノワール2015 赤ワインの選択肢の増加は、昔と比べて一番変わったところではないかなと。こちらは、自然派な作りをするピノ・ノワールになります。産地はブルゲンラント、しかも最南端と言う事で、果実味や酒質のしっかりした、スパイシーなワインでした。 6、トマス・レーナー ツヴァイゲルト・ノイジードラーゼ2014 オーストリーの赤と言えば忘れてはいけないツヴァイゲルト。日本でもよく栽培されていますね。最近のオーストリーのツヴァイゲルトは、かつてのボルドー的なスタイルではなく、より滑らかなスタイルとなっているようです。赤果実のニュアンスのよく出たワインでした。 7、モリック ブラウフレンキッシュ・ブルゲンラント2013 もう1種、オーストリーを代表する赤品種と言えばブラウフレンキッシュ、と言う事で、こちらのワインです。この生産者のワインは、少し前から輸入されていますね。ここの赤が、オーストリーの赤ワインに対するイメージを一新したと言ってもいいでしょう。流石のエレガントさでした。 オーストリーでは、実は結構前からビオディナミ・自然派的造りの実践をしている生産者は居たようですが、2006年あたりから一気に増えたでしょうか。その頃のワインは、自然派ながらあくまでオーストリー的なキレイさのあるスタイルのものが多かったように思います。ただ、最近はよりフランスやイタリア、スロヴェニアあたりの自然派に近いものも増えているようです。 今回の中では、1番目のペット・ナットには、流石クリスチャン・ショサールの使い始めたペット・ナットと言う名前がついているだけあり、そういった気配を感じました。 それでも、まあ時間がたてばオーストリー的なフルーティーさ中心のキレイさも見えては来ました。色々なスタイルのワインが出てきているようですが、それでもその根底にあるものはやはり変わらないのだなとは感じました。 今回は9名での開催と言う事で、お店の1区画を独占させて頂き、ソムリエにもキッチリついていただいてしまいました。ありがとうございます。 と言う事で、ここからはお料理の写真です。先ずはアミューズ。ニンジンムースのコンソメ仕立てです。上にはボタン海老とキャビア、ディルが乗っています。滑らかでコンソメの旨みが感じられ、そこにニンジンの甘みや香りがふわっと薫ります。ボタン海老やキャビアと言った海のものと相性がいいのは驚きでした。 続いては鱧。焼き霜スタイルです。添えてあるのは焼きなすと、焼きなすを使ったソースになります。また、香りには花穂紫蘇とスダチが使われており、まさに和食な雰囲気の1皿です。鱧の美味しさ、焼きなすの甘みや香りを存分に堪能できました。 残りの写真については続きます。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年10月14日 12時04分00秒
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