テーマ:ワイン大好き!(30784)
カテゴリ:フランスワイン
今回はかなり久々のフランス、ブルゴーニュの赤になります。 サントネー・アン・ヴィヴォー2014。生産者ドメーヌ・バールは1982年創業のマルサネを本拠とするワイナリーです。同地の名門クレール・ダユのジョセフ・クレールを祖父に持つという造り手で、マルサネを中心にサントネーやフィサンのブドウを用いてワイン造りを行っています。鯖委ではリュット・レゾネを実践。サントネーの土壌はジュヴレ・シャンベルタンと同じ地層なのだそうです。 セパージュは勿論ピノ・ノワール100%。価格は楽天内で6480円です。 色はダークルビー。ただ、暗さははっきり感じますが透明度は高いです。edgeにかけてはまだ少し紫も見えたでしょうか。 香りはラズベリーやクランベリーと言った赤ベリー、ブルーベリーと言ったベリーフルーツがよく出ています。また、それらのドライフルーツやコンポートと言ったものも感じられ、濃い雰囲気があります。加えて、少々の柿っぽさも。そこに、下草のニュアンスやシナモンなどのオリエンタルスパイス、黒蜜、赤い花、軽い桜のような気配と言ったものが加わります。 味わいも、勿論そこまで濃く強いものではありませんが、果実味のアタックをきっちり感じます。そして、じわっと広がるその果実味の奥から明るくしなやかな酸がグッと出て来てバランスをとります。しぶみもしっかりしており、こちらもアタックから印象を残します。ボディはミディアムで割に柔らかな印象。ふわっと膨らむ感じです。 食事にもよく合いましたが、結構しっかり目の味わいのものの方がよかった印象です。 最初、やはりピノには赤身魚かなと鮪の刺身を合わせたところ、臭みなどは出ず悪くはありませんでしたが、がちっとマリアージュする感じにはならず。 次に肉じゃがを合わせますと、これはバッチリで、甘辛い味わいや醤油ベースの香りにワインの果実味や渋み、黒っぽい香りのニュアンスがよく馴染みました。また、イカの煮ものなんかもいいつまみで、イカの旨みや食感に対しワインの果実味や酸、質感が合いますし、これまた醤油ベースの味わいと言う事で香りの相性も良かったです。 また、トリとキノコを赤味噌を混ぜつつお煮掛けにしたところ、これにも好相性。鶏肉やキノコの旨みは勿論、赤味噌のコクや香りに、ワインの果実味、スパイシーさが合うようでした。 しっかり目のピノですが、香りの要素の多さやバランスの良さなどはらしさを感じさせてくれるものでした。まだ若さすら感じるところがあったので、もう3年5年置いてみても面白いのかもしれません。また、醤油や赤味噌との相性の良さは興味深い点でした。やはりワインと食事の色で合わせるというのは良いアプローチだなと思います。 [2014]サントネー アン・ヴィヴォー / バール / ブルゴーニュ / フランス / 750ml / 赤 楽天内ではこちらのお店でのみ扱いがあるようです。スーパーセール半額で買えましたのでラッキーでした。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年10月19日 23時20分02秒
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