テーマ:ワイン大好き!(30785)
カテゴリ:日本ワイン
今回は、年明けにお節に合わせたワインです。 登美の丘・甲州2017。生産者はサントリー登美の丘ワイナリーです。ブロガーイベントへお招きいただいており、昨年も6月に行ってきました。登美の丘ワイナリーでは、ずっと欧州系品種に力を入れてきましたが、ここ数年日本、そして、山梨を代表する品種である甲州を使ったワイン造りに力を入れています。「登美の丘」シリーズの畑のあるより良いエリアで、赤品種に向かない畑の改植などを行い新たに甲州の栽培を行うなどされており、いつの日かトップキュヴェの「登美」シリーズで甲州を出したい、とのお話でした。 価格は3700円程度ですが、今回はサントリーさんからの頂き物です。いつもありがとうございます。 色は薄い黄色。昨年6月のワイナリー訪問時にも飲んでいるワインですが、その時と大きな違いは感じません。 香りは、和梨や洋ナシ、青リンゴ、ミカンにキンカン、カボス、それに白い花のニュアンスなど、やはり6月と同じような要素も感じられたのですが、その白い花や酵母っぽさに吟醸香や軽い酒粕のような雰囲気が加わっていたり、フルーツ香でもパイナップルやビワと言った黄色いフルーツや、メロンのような要素が出ていました。また、柿の葉やビワの葉の様な緑の気配、それに若干の山椒のようなものも感じられました。何より、これも軽くですがシロップ的な香りがあったのは大きな違いだったと思います。 味わいも、6月同様あくまで酸が表に出るバランスではあるのですが、その酸がよりしっとり落ち着いたものになったような感じはありましたし、軽やかな果実味がその酸のすぐ後ろについてきます。ミネラル感はそれらの要素に比べると大人しいもの。ボディはライトで、ハリやしなやかさ、軽い硬質感も感じるようなものでした。 おせちとは、ほぼ何でも合います。 鰤の焼き魚なら、ブリの香りにワインの香りが合いますし、塩気を伴う旨みに対しても、ワインの果実味が丁度いい感じ。昆布巻きなんかにも、その優しくも甘辛い味わいと昆布の香りに対しワインのやはりフルーティな香りが馴染みます。加えて、ごまめのような生臭さが出そうなものに対しても、そういった要素が出ることなく、旨みと果実味+酸味の相性の良さを感じられました。 唯一ダメだったのは数の子。これとは、やはり生臭みが出てしまいます。昔ポルトガルの赤を合わせたときにはそういったものが出なかったのですが、中々面白いところです。 昨年飲んだ時より、フルーティな印象になったでしょうか。勿論まだ寝かせても変化するでしょうが、少なくとも今飲んでも親しみやすさや楽しさ、それでいて素性の良さも感じさせてくれるワインであることは間違いないかと思います。今回合わせたお節の様な和食との相性も手堅いですね。 【あす楽】【よりどり6本以上送料無料】 サントリー登美の丘ワイナリー 登美の丘 甲州 2017 750ml 白ワイン 日本 楽天内にも扱いはあります。こちらのお店では現在3680円。樽を使っていない造りになっていますが、その良さが昨年より感じられたように思います。 おせちと共に。エビの甘みともよく合いました。 にほんブログ村 ワイン大好き! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年02月04日 12時19分53秒
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