テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:日本ワイン
1月に行いました北海道のワインを飲む会のワイン、今回から赤ワイン編です。先ずは、余市のメルロになります。 風のヴィンヤード・メルロー2016。生産者リタファーム&ワイナリーは余市町登町のワイナリーです。名前はマッサンでお馴染みになりましたリタさん身の回りのお世話をしていた方が隣にいらっしゃったことから、リタさんの名前を付けたのだそう。ワイナリーの完成は2013年と新しいですが、畑自体は1998年から開園していました。低環境負荷な農法を行い、醸造においても野生酵母による自然発酵を実践しています。 価格は、3000円程度。 色は透明度こそ低めですが鮮やかな赤。ルビーカラーと言っていいくらいです。 香りはイチゴっぽさが出つつ、赤ベリーやチェリーっぽさ、さらにそれら赤ベリー、特にクランベリーやイチゴのドライフルーツといったフルーティさがありつつ、何処か下草的なニュアンス、それに茶色いスパイスや、軽い梅っぽさといったものも感じられました。その他、黒コショウ的な気配や、微かにですがチョコを思わせるような要素もあったでしょうか。 味わいは、しっとり明るい酸が前に出つつ、その背後に柔らかな果実味がじんわり拡がります。渋みの印象も大人しく、後口にかけてほんのりと言った所で、全体的に繊細なバランス型となっています。ボディはミディアムライトくらい。さらりとキレイ目な質感で、しなやかさも感じられました。 会では、ヴァポーレやリゾットのタイミングで飲みました。 ヴァポーレとの相性が思いの外良かったのは驚き。魚貝の濃厚なスープのコクに、ワインのしなやかさや酸味が合いますし、イトヨリやホタテのしっかりした身の甘さは、ワインの柔らかな味わいを受け止めてくれました。 一方リゾットは、赤ワイン風味と言う事でその味わいの深みにワインの味わいが噛み合いますし、九条ネギの食感やフグの食感とワインの質感もいけます。 丁度昨年の今頃、東京でのイベントで飲んだワインで、その時、ちょっと野菜ジュースっぽさがりつつも、その奥にメルローらしいフルーティーさが感じられ、非常に興味深かったことから1年を経た今回飲んでみました。 印象としましては、当時あった黒いフルーツ的な気配はあまり見られなかったものの、野菜ジュース的な雰囲気が消える、と言いますかフルーティさと一体化して赤いフルーツ感になった、と言うような感じだったでしょうか。しなやかなボディ感と相まって、所謂「メルロー」のイメージとはまた違った、しなやかさが魅力的なワインとなっていました。 リタファーム&ワイナリー 風のヴィンヤード メルロー [2016] 750ml ※12本まで1個口で発送可能 楽天内では投稿時現在3348円でした。今回の会では、赤ではこのワインが一番良かったという声も聞かれました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年02月22日 23時21分06秒
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