テーマ:ワイン大好き!(30782)
カテゴリ:日本ワイン
1月の北海道のワインを飲む会のワイン、続いてはツヴァイゲルトレーベです。 グランポレール・余市ツヴァイゲルトレーベ特別仕込2016。生産者はサッポロワインです。サッポロワインでは、上級レンジを手がけるグランポレール勝沼ワイナリーと、もう少し手頃なレンジ、それに地元岡山のブドウを使ったワインを手がける岡山ワイナリーに分かれていますが、今回のワインは裏ラベルを見ますと岡山ワイナリー醸造との事。余市産のツヴァイゲルトを、より長く樽熟成させた特別キュヴェのようです。 価格は3218円程度。楽天内では投稿時現在発見できず、検索してもイオンのページがヒットするくらいです。 色は素直な赤黒系で、ガーネット感のあるものです。 香りは茶色いスパイス各種や黒コショウっぽさ等がありスパイシー。そこに、ダークチェリーや黒ベリー、ラズベリー、それに赤ベリーのジャムといったフルーティさ、それにどこかメルローを思わせるような洋酒のフルーツケーキ的な雰囲気といったものが加わります。その他、黒い土や腐葉土、赤い大きな花、ドライトマトと言った要素や、遠くには黒蜜やアズキないしアンコのニュアンスも見えたでしょうか。 味わいはフルーティです。果実味のアタックがキッチリあり、そこにしっとり明るい酸が加わるといった所、ただ、この酸量自体は多いようで、後口にかけてまで印象を残します。渋みもしっかり感じられ、舌触りにも多少ですが質感がありました。ボディはミディアム程度で、柔らかさとまろやかさ、それなりの膨らみを感じるものでした。 会では、タリオリーニとメインの鴨のところで飲みました。 タリオリーニとの相性は間違いない感じで、エゾジカのラグーソースの深く、脂っこさではなく旨み、それに軽いトマトの香りや甘味を感じる味わいと、ワインの果実感、赤や黒の果実の香りがよく馴染んでくれました。また、タリオリーニの太さと食感のある味わいとワインのボディ感もいいですね。 鴨ともやはりよく、鴨肉の質感にはワインが少し押され気味でしたが、オレンジソースの香りや甘味、肉の旨みと言ったものに、ワインの果実味がソース的に馴染んでくれました。 アズキ系のニュアンスやボディの柔らかさ等は日本ワインらしいものではありますが、それでもそのボディにある膨らみ、そしてキッチリ主張する果実味などは、結構海外ワイン的な雰囲気も感じられたかも。 特別仕込みと言う事でか、あまり検索しても見つかりませんが、あれば飲んでみる価値のある1本だったかなと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年02月24日 22時40分06秒
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